韓国科学技術情報通信省は9月11日、世界トップ水準の研究者を対象とする「2026年国家科学者支援事業(リーダー級国家科学技術者)」を公表し、20人の選考手続きに入ると発表した。選定者には年1億ウォン(約1100万円)を最長5年間支給する。
「国家科学技術者」は、優れた科学者・工学者を国を代表する科学技術人材として選定し、顕彰する制度。今回初めて選ぶリーダー級国家科学技術者は、韓国国籍を持ち、国内で研究や技術革新に従事する55歳以下の産学官の研究者を対象とする。
選考では、これまでの研究実績に加え、今後5〜10年にわたり世界トップ水準の研究を継続・発展させる潜在力も評価する方針だ。
応募は所属機関の推薦を通じて受け付ける。各機関は独自の選考基準と手続きを経て、1機関当たり最大3人まで推薦できる。
このほか、国際的な著名研究者3人以上の推薦、またはデータに基づいて候補者を発掘する委員会の推薦による応募も可能で、これらは機関別の推薦人数には含めない。
審査は分野別審査と最終審査の2段階で実施する。研究実績と影響力に加え、国家科学技術者としての支援を通じて世界最高水準に到達する可能性や、国家・経済・社会への貢献度を総合的に評価する。
また、大学、政府出資研究機関、産業界など、所属機関ごとの研究特性も考慮する。特定分野への偏りを避けるため、16の国家科学技術標準分類に基づいて学問分野のバランスも確認する予定だ。
選定された研究者には「国家科学技術者」の称号と、大統領名義の証書を授与する。主要な科学技術政策や研究開発(R&D)戦略の策定への参加機会のほか、国内外での広報、国家の主要科学技術行事への招待、出入国時のファストトラック利用などの待遇も提供する。
リーダー級国家科学技術者への支援額は年1億ウォンで、支給期間は最長5年。支援金は、研究者が自律的に研究活動を続けられるよう、既存の研究開発費制度を柔軟に運用する方針としている。
申請期間は9月21日から10月12日まで。事業説明会は9月16日午後2時から、ソウル・明洞のロイヤルホテルソウルで開く。
ペ・ギョンフン副首相兼韓国科学技術情報通信相は「リーダー級国家科学技術者が研究水準と国際的影響力をさらに高め、韓国を代表する研究者として科学技術の発展に貢献できるよう積極的に支援していく」と述べた。