米暗号資産運用会社Bitwiseは、Dogecoin現物ETF「BWOW」を清算する。NYSE Arcaでの最終売買日は10月14日で、保有を続ける投資家には10月22日に現金で償還する。
CoinPostによると、Bitwiseは9月10日、BWOWの清算と閉鎖を決めたと発表した。BWOWは昨年11月25日にNYSE Arcaに上場したDogecoin現物ETFで、上場から1年足らずで運用を終えることになる。
NYSE Arcaでの最終取引日は10月14日。投資家は同日の取引終了まで、市場で保有分を売却できる。
新規設定は10月15日の取引開始前に停止し、その後ファンドの運用を終了する。継続保有する株主には、10月21日時点の純資産価値(NAV)に基づいて算出した金額を、10月22日に現金で支払う。Bitwiseは、投資家側で追加の手続きは不要としている。
Bitwiseは今回の判断について、変化する投資家需要に対応し、商品ラインアップを最適化するためだと説明した。NYSE Arcaでの手続きはNYSEと連携して進める。
一方、CoinPostは、ETF業界では採算性や継続運用の可否が清算判断を左右する要因になると伝えた。ETFには、規制報告やコンプライアンス対応、取引所上場、マーケティング、カストディーなどの固定費がかかるため、運用資産が十分に積み上がらなければ、手数料収入だけでコストを賄いにくいという。
また、DOGEのようなミームコインは個人投資家の売買が活発な一方で、ヘッジファンドや登録投資助言会社など機関投資家マネーの配分は相対的に限られるとも指摘した。
Bitwiseは2026年に入り、低迷する商品の整理も進めている。5月にはWeb3 ETF「BWEB」と、ビットコインとイーサリアムのローテーション戦略ETF「BTOP」の清算を発表しており、BWOWの閉鎖もETF商品の再編の一環とみられる。