iPhone 18 Pro(写真=Apple)

Appleは、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表した。可変絞り対応のメインカメラや新型のA20 Proチップを採用し、放熱性能とバッテリー駆動時間も引き上げた。一方で、標準モデルのiPhone 18は投入せず、iPhone 17を継続販売する。価格は米国、日本とも前世代から上昇した。

TechRadarなどのITメディアによると、Appleが発表したのは6.3インチのiPhone 18 Proと6.9インチのiPhone 18 Pro Max。予約受付は12日に始まり、発売は18日を予定する。例年と異なり、標準モデルのiPhone 18は発表されず、iPhone 17を現行ラインアップとして販売継続する。

大きな変更点の1つがカメラ機能だ。iPhone 18 Proは4800万画素のFusionメインカメラに可変絞りを採用した。iPhone 17 ProのF1.78固定絞りに対し、F1.48、F1.8、F2.8、F4.0の4段階で調整できる。撮影環境に応じて明るさや被写界深度を調整できるほか、絞り、シャッタースピード、ホワイトバランスなどを手動で設定できる「プロコントロール」にも対応する。

処理性能も引き上げた。A20 Proチップを搭載し、GPUコア数は6コアから7コアに増えた。Neural Engineとメモリ帯域幅を拡張し、AI処理向けのニューラルアクセラレータも追加した。Appleによると、CPUのスーパーコアは前世代比で20%、GPUは40%高速化したという。

高負荷時の発熱対策も見直した。iPhone 18 ProとPro Maxでは、ベイパーチャンバーの面積を前世代の3倍に拡大。高負荷のゲームやオンデバイスAIの利用時でも、性能の持続性を高めたとしている。

バッテリー駆動時間も延びた。iPhone 18 Proは動画再生で最大36時間と、iPhone 17 Proより3時間長い。Pro Maxは最大45時間で、前世代から6時間伸びた。60Wの急速充電にも対応し、15分で最大50%まで充電できるとしている。

外観面では、本体カラーとDynamic Islandにも変更が入った。iPhone 18 Proはシルバー、ブラックに加え、グレイシャーとバーガンディを用意する。iPhone 17 Proはシルバー、ディープブルー、コズミックオレンジの3色だった。画面上部のDynamic Islandは小型化し、使い勝手も向上した。Live Activitiesは同時に最大3件まで表示でき、iPhone 17 Proの最大2件から増えた。

一方、価格は引き上げられた。米国ではiPhone 18 Proの256GBモデルが1199ドルで、前世代より100ドル高い。日本での価格はiPhone 18 Proが21万9800円から、iPhone 18 Pro Maxが23万9800円からとなる。

比較対象となるiPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxは、7月の価格改定後はそれぞれ19万4800円、21万4800円となっている。新しいProラインは、この改定後の価格と比べてもさらに高い設定となった。

既存モデルの値上げも目立つ。日本ではiPhone 17が14万2800円から15万9800円に、iPhone 17eが10万7800円から12万4800円にそれぞれ引き上げられた。標準モデルの新製品投入を見送るなかで既存モデルまで値上げしたことで、Appleの高価格路線が一段と鮮明になったとの見方も出ている。

iPhone 18 Proは、カメラ、AI性能、バッテリーといった中核ハードウェアを強化した半面、選択肢の減少と価格負担の増加も伴う構成となった。最新機能を求めるユーザーには訴求力がある一方、価格重視の層では既存のiPhone 17の相対的な存在感が高まる可能性がある。

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