XRPが、過去に大幅な価格変動に先立って繰り返し現れた希少なテクニカルシグナルを再び示している。ブロックチェーンメディアのDecryptが9日(現地時間)に報じたところによると、アナリストのチャートナードは、XRPが「週次ガウシアン・チャネルの下限を下回る領域」で推移していると分析した。こうした局面は、過去13年で7回しか確認されていないという。
チャートナードによれば、XRPが週次ガウシアン・チャネルの下で推移した例は限られている。2014年、2017年、2020年、2022年、2024年、そして足元の2026年などを主な例として挙げ、いずれの局面でもその後に相場の大きな見直しが起きたと指摘した。「この指標の下で形成された価格帯は、最終的に主要な価格再評価につながった」としている。
足元のXRPは約0.98ドルから約1.38ドルまで反発したものの、なお週次ガウシアン・チャネルの下限を下回っている。チャートナードは、この下限近辺が過去には重要な買い場として機能してきたとみる一方、この指標だけで正確な底打ち時点を予測すべきではないとも説明した。むしろ、大きな値動きに先立って下値を固める局面かどうかを見極めるための参考指標だとしている。
過去の値動きでも、XRPはガウシアン・チャネル下限を割り込んだ後、すぐに急反発するよりも、一定期間の底固めを経て上昇に転じるケースが多かった。チャートナードは、弱気相場ではこの局面が歴史的に投資機会となってきたと評価。事例によっては8~9倍の上昇につながり、別の局面では倍近い反発を記録したとしている。
現在の値動きは、2022年の安値局面に似ているとの見方も示した。当時はチャネル下方へ下落した後、下限近辺まで回復し、その後により高い安値を形成して強い反発につながった。2026年も下限を明確に上抜けできなければ、今後数カ月で「より高い安値」やダブルボトムを形成する可能性があるとしたが、このシナリオには追加の確認が必要だと付け加えた。
2週足ベースのガウシアン・チャネルでも、同様のシグナルが出ているという。チャートナードは、2週足で下限を割り込む動きが2017年、2020年、2022年の主要な底値圏や強気シグナルの前後で現れており、同じシグナルが2026年にも再び確認されていると述べた。
市場では、短期的な急騰期待よりも、蓄積局面の長期化を意識する見方が強まっている。チャートナードは、XRPがすぐに過去最高値を更新するというより、まずは強固な土台づくりに時間を要するとの認識を示した。2013年から2017年にかけて数年続いたボックス圏の後に大きな上昇が生まれ、その流れが2018年の高値3.84ドルにつながったとも振り返った。
長期見通しについては、機関投資家による活用拡大が続けば、次のブレイクはこれまで以上に強いものになる可能性があるとした。その上で、2028年にXRPが8ドルを上回る可能性にも言及。ただし、前提となるのは当面の急騰ではなく、十分な下値固めだとの立場を示している。
今回の分析は、足元の局面を長期では強気シグナルと捉える一方、短期では追加上昇よりも横ばい推移と蓄積が続く可能性を重視する内容となっている。