写真=(左)Appleの「iPhone Duo」、(右)Samsung Electronicsの「Galaxy Z Fold8」

Appleが初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表し、Samsung Electronicsの「Galaxy Z Fold8」と競合する構図となった。両機とも短めで幅広い形状の筐体と7.6インチの内側ディスプレイを採用するが、性能やマルチタスク機能、価格帯には差がある。

米ITメディアのEngadgetによると、9日(現地時間)時点で、Galaxy Z Fold8は2448×1848ドット、iPhone Duoは1878×2670ドットの7.6インチOLEDを内側ディスプレイに搭載する。いずれも最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、外側ディスプレイはFold8が5.5インチ、iPhone Duoが5.4インチ。Appleは内側ディスプレイにナノテクスチャ仕上げとチタン製の支持板を採用した。

搭載チップは、Fold8が3nmプロセスベースのSnapdragon 8 Elite Gen 5、iPhone Duoが2nmプロセスベースのA20 Pro。AppleはA20 Proについて、GPU性能がA19 Pro比で最大40%向上し、メモリ帯域幅も50%拡大したとしている。ただ、実際の性能差を見極めるには、独立したベンチマークや実使用テストが必要になる。

カメラ構成はいずれも独立した望遠レンズを省いた。Fold8は5000万画素の広角カメラと超広角カメラ、iPhone Duoは4800万画素の広角カメラと超広角カメラを備える。

ソフトウェア面では、Samsung Electronicsの優位性が目立つ。iPhone Duoは2つのアプリの同時実行に対応する一方、Fold8は最大3分割表示に加え、ウィンドウモードで最大5つのアプリを同時表示できる。Samsung DeXもサポートする。

バッテリー容量はFold8が4800mAh。iPhone Duoは容量を公表していないが、動画再生時間は外側ディスプレイ使用時で最大44時間、内側ディスプレイ使用時で最大31時間とうたう。防塵・防水性能はSamsung ElectronicsがIP48、AppleがIP68。iPhone DuoはFace IDではなく、側面ボタン一体型のTouch IDを採用した。

米国での販売価格は、iPhone Duoが256GBモデルで1999ドルから。韓国価格は329万ウォンからとなる。Fold8は1899.99ドルからで、韓国価格は227万8100ウォンから。

Samsung Electronicsは、米国におけるFold8とFold8 Ultraの発売初期の合算販売が、前世代のFold7を30%上回るペースだと明らかにした。Appleの参入により、プレミアム折りたたみスマートフォン市場の競争は一段と激しくなりそうだ。

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