B2B向けSECaaS(Security as a Service)を手掛けるMonitorLabが、生成AIセキュリティ事業の拡大に乗り出す。9月9日にソウルで開いた「IASF 2026」で、生成AI向けセキュリティ製品「GenAI Security」と今後の事業戦略を示した。
同社は9日、コンラッド・ソウルで第14回統合アプリケーションセキュリティセミナー「IASF 2026(Integrated Application Security Fair 2026)」を開催した。
イベントでは「Control GenAI - Unlock Productivity」をテーマに、生成AIセキュリティをはじめ、Webセキュリティ、ゼロトラストセキュリティ、脅威インテリジェンス(CTI)、EDR(Endpoint Detection and Response)などの主要技術と戦略を紹介した。
パク・ホチョル上席研究員は、ゼロトラストアーキテクチャを生成AIセキュリティ領域まで拡張する統合戦略を説明した。
また、ノ・ヨンファン研究所長は、CTIとBAS、EDRを連携させて継続的な脅威検知を高度化する枠組みを提示した。キム・ヨンジュン上席研究員は、AIベースのCTIによる脅威識別と、BASに基づく対応体制の検証手法を紹介した。
主力製品の「GenAI Security」は、企業の生成AI活用に伴って生じるプロンプトインジェクション、AIの悪用、機微情報の漏えいといったリスクへの対策に重点を置く。
提供形態は、オンプレミス版と、ゼロトラストベースのSECaaSプラットフォーム「AIONCLOUD」の両方に対応する。
同社は最近、GenAI Securityの機能を強化した。部門や業務特性に応じたきめ細かなセキュリティポリシー設定に対応し、統制範囲を開発者環境まで広げたという。
さらに、利用者が入力するプロンプトが業務上適切かどうかを判断するため、機微トピックのカテゴリーを事前に定義し、文脈に基づいて検知する仕組みを実装した。これにより、検知精度を高めたとしている。
イ・グァンフ代表は「企業セキュリティの中核は、AI導入を妨げることではなく、AIを安全に使える環境を整えることにある。AI活用で生じ得るリスクを把握し、統制する方向へセキュリティが進化する必要があることをあらためて確認した」と述べた。
その上で「生成AIにとどまらず、AIエージェントなど新たなAI環境で起こり得るセキュリティ課題についても先回りして点検し、企業が変化するAI環境を安心して活用できるよう準備を進める」と語った。