写真=Reve AI。価格、生体認証、折り目対策、中国での発売時期が主な焦点となっている

Apple初の折りたたみiPhoneを巡り、製品名を「iPhone Ultra」とする見方が強まっている。価格は2199ドル前後が有力視される一方、中国ではeSIM対応を巡る事情から発売が遅れる可能性もある。生体認証にはTouch IDを採用するとの観測もあり、ディスプレイの折り目対策やMagSafe対応を含め、発売前の主要な情報が出そろってきた。

9日付の9to5Macは、Appleの折りたたみiPhoneに関する直近の観測を整理し、価格、中国での発売時期、生体認証方式、ディスプレイの折り目、MagSafe対応などが焦点になっていると報じた。

市場の関心が最も高いのは価格だ。Bloombergによると、Appleは当初、開始価格を1999ドルで検討していたが、部品コストの上昇を受け、足元では2199ドル前後を検討していたという。

大容量ストレージを搭載する上位モデルは、3000ドルに達する可能性があるとの見方もある。折りたたみiPhoneが、Appleの最上位プレミアムモデルとして位置付けられる可能性を示す材料となっている。

中国での発売が他地域より遅れるとの見通しも浮上している。情報提供者のInstant Digitalは、中国ではグローバル市場より投入時期が後ずれする可能性が高いと主張した。

背景として挙がっているのが、eSIM専用設計だ。中国ではeSIMの導入や関連インフラの整備が他国に比べて遅れており、発売時期に影響する可能性があるという。過去には、iPhone AirもeSIM専用設計を巡る規制上の問題で中国発売が遅れたとされる。

生体認証については、Face IDではなくTouch IDを採用する可能性が取り沙汰されている。Pdfuは今週、ソーシャルメディアへの投稿で、iPhone UltraがTouch IDを採用するとの追加情報を示した。

Touch ID搭載は、これまでも製品設計上の制約とあわせてたびたび指摘されてきた。今回の情報は、そうした観測を補強する内容として受け止められている。

折りたたみ端末の弱点とされる、画面中央の折り目をどこまで抑えられるかも注目点だ。Bloombergは、Appleが現在販売されている折りたたみ端末よりも、折り目が大幅に目立ちにくい設計を実現したと伝えた。

そのためにAppleは、専用のカバーガラスに加え、チタンとアルミニウムを用いた高度なヒンジ機構を開発したとされる。完全に折り目が消える水準ではないものの、Appleはこれを主要な差別化要素として打ち出す見通しだという。

MagSafe対応を巡っても、見方は固まりつつある。マーク・ガーマンは最近のインタビューで「MagSafeは搭載される」と述べ、「私が聞いた限りでは、この折りたたみ端末にはMagSafeが入る」と語った。

これは、充電方式とアクセサリーのエコシステムを既存iPhoneと連続性のある形で維持したいAppleの戦略とも重なる。

こうした一連の観測は、折りたたみiPhoneが単なる新しいフォームファクターにとどまらず、超高価格帯の戦略製品として投入される可能性を示している。ハードウェア面での差別化に加え、地域ごとの発売条件も初期評価を左右する要素になりそうだ。

とりわけ、価格、中国での発売時期、Touch ID採用の有無は、正式発表後の市場の反応を占ううえで重要なポイントになりそうだ。

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