AppleがiPhoneの標準カメラアプリに、プロ向けの撮影機能を追加する可能性が出てきた。iOS 27ベータ版の内部コードから、フォーカスピーキングやヒストグラム、ウェーブフォーム、手動フォーカスなどに関する項目が見つかった。
8日付、9to5MacやTechRadarによると、iOS 27ベータ版のカメラアプリのコード内で、現時点では有効化されていない高度な撮影機能に関する記述が確認された。開発者「pdfu」が見つけたコードには、ヒストグラム、ウェーブフォーム、フォーカスピーキング、ハイライトクリッピング警告、手動フォーカスなどが含まれていたという。
ヒストグラムとウェーブフォームは、画面の明るさや露出の状態を視覚的に把握するための機能だ。強い日差しの下や暗所など、画面表示だけでは露出を判断しにくい場面で役立つ。ハイライトクリッピング警告は、明るすぎて細部が失われる恐れのある領域を示すもので、白飛びの防止につながる。専用カメラで使われる「ゼブラ表示」に近い機能になる可能性がある。
ピント合わせについても、より細かな操作に対応する兆しがある。フォーカスピーキングは、合焦した部分を色で強調表示し、シャープな領域を確認しやすくする機能だ。現行の標準カメラアプリでも、特定の箇所を長押ししてフォーカスと露出を固定できるが、今回のコードからは、スライダーで焦点位置を直接調整する手動フォーカス機能をテストしている可能性もうかがえる。
このほか、タイマー撮影後に1枚だけではなく、一定間隔で複数枚を連続撮影する機能を想定した項目も見つかったという。三脚を使った集合写真やセルフィーでの活用が想定される。
iPhone 18 Proシリーズのハードウェア変更を示唆する手掛かりもある。コードには、絞り値に応じてレンズ補正の方式を調整する機能が含まれているとされる。これは、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの一部レンズに可変絞りが搭載されるとのこれまでの見方と一致する。
もっとも、内部コードの存在がそのまま正式機能の搭載を意味するわけではない。iOS 27ベータ版では関連機能はまだ有効化されておらず、Appleが発売前に変更または削除する可能性もある。可変絞りのように新しいハードウェアを前提とする機能については、対応機種が限られる可能性もある。
Appleはこれまで、標準カメラアプリでは手軽な撮影体験を重視する一方、本格的な写真・動画撮影ではサードパーティー製アプリの利用が広がっていた。今回の機能が実装されれば、標準アプリでも露出やフォーカスをより細かく調整できるようになり、iPhoneの撮影体験は一段とプロ寄りになる可能性がある。
Appleは9日にiPhone 18 ProシリーズとiPhone Ultraを公開する予定で、今回確認されたカメラ機能が新製品に反映されるか実際に注目される。