中国の乗用車市場で販売低迷が続いている。中国乗用車市場情報連席会(CPCA)がまとめた2026年8月の小売販売は154万1000台と、前年同月比23.6%減少した。車種別ではバッテリー電気自動車(BEV)だけが前年同月実績を上回り、新エネルギー車(NEV)の販売比率は65.2%と過去最高を更新した。Electrekが8日に報じた。
BEVの8月販売は69万8000台で、前年同月比0.8%増、前月比7.9%増だった。
一方、プラグインハイブリッド車(PHEV)は22万6000台で29.6%減、航続距離延長型電気自動車(EREV)は8万1000台で22.2%減少した。BEV、PHEV、EREVを合計したNEV全体の販売も100万5000台と、前年同月比10.1%減だった。内燃機関車や通常のハイブリッド車を含む非NEVの販売は約4割減った。
NEVの販売台数自体は減少したものの、市場全体に占める比率は65.2%に達し、過去最高となった。前年同月の55.2%から10ポイント近く上昇した計算で、内燃機関車の落ち込みがより大きかったことを示している。
内需が弱含む一方で、輸出は大きく伸びた。8月の中国製NEV乗用車の輸出は51万8000台と、前年同月比154.7%増加した。乗用車輸出全体に占めるNEVの比率も58.4%まで高まった。
Teslaは中国国内販売で苦戦した。8月の小売販売は5万47台と前年同月比12.4%減となり、3カ月連続で前年割れとなった。8月単月では2022年以降で最低水準だった。一方、上海工場からの輸出は3万6119台で、38.7%増となった。
ブランド別のNEV小売販売では、BYDが23万3943台で首位を維持し、Geelyが11万560台で続いた。Teslaは6位だった。
市場全体の縮小が続く中、中国の自動車市場ではBEVと輸出が下支え役となっている。