XRPは8月の反発を経て、週足チャートでカップ・アンド・ハンドルを再確認する局面にあるとの見方が出ている。足元で支持帯を維持できれば、1.45〜1.50ドルの抵抗帯を試す展開となり、2.4062ドルや3.6330ドルが上値めどとして意識される可能性がある。
ブロックチェーンメディアのDecryptoが8日(現地時間)に報じた。XRPは足元で1.39ドル前後で推移しており、直近1週間では約3.5%上昇している。
今回のチャートパターンは、2025年7月に付けた3.65ドル近辺の高値から、2026年8月中旬の0.99ドル近辺まで下落した後の反発を起点に形成された。8月の安値以降、XRPは数日で60%超上昇し、1.70ドル近辺まで戻したが、その後は上昇の勢いが鈍った。
この反発局面の背景としては、流動性拡大への期待、クラリティ法を巡る楽観論、クジラによる買い集め、XRP現物ETFへの資金流入が挙げられている。
一方、8月22日には日中に37%超下落するフラッシュクラッシュを記録した。この局面では、レバレッジをかけたロングポジション約5億ドルが清算されたという。その後は9月第1週にかけて、1.30〜1.50ドルのレンジで比較的狭い値動きが続いた。
市場では、このレンジ推移を、より大きなカップ・アンド・ハンドルにおける「ハンドル」形成局面とみる向きがある。XRPは1.45〜1.50ドル近辺で上値を抑えられており、下値の支持水準としては1.35ドルに加え、1.30〜1.31ドル帯が意識されている。上昇基調を維持できるかどうかは、この支持帯を守れるかが焦点となる。
週足では、足元の値動きが下降ウェッジの形状も併せて描いている。8月の反発とその後の調整は、収束する2本のトレンドラインの内側で進んでおり、現在の1.30〜1.40ドル台での横ばいは、再び上放れる前のハンドル形成過程と捉えられている。
上値めどは、直近の価格スイングを基準にしたフィボナッチ拡張水準として示された。第1の目安は2.4062ドルで、その後は3.6330ドル、6.8899ドル、13.5687ドルが順次ターゲットとして意識される。
このうち3.6330ドルは、2025年7月のサイクル高値である3.65ドルとほぼ重なる水準だ。カップ・アンド・ハンドルの上放れが確認されれば、このゾーンが重要な節目になるとの見方につながっている。
もっとも、上値余地がそのまま開けているわけではない。13ドル台までの上昇には、初動のブレイクを上回る強いモメンタムが必要になる。現状の1.39ドル前後から13.5687ドルまで上昇するには、800%超の上昇が求められる計算だ。
テクニカル指標は強弱が分かれている。強材料としては、XRPが20週指数移動平均線(EMA)を上回って推移している点がある。5月にはこの水準を回復できず、0.98ドル近辺まで下落した経緯がある。
その半面、週足の相対力指数(RSI)は買われ過ぎ圏に入った後、58前後まで低下した。出来高も9月初旬以降は減少しており、買いが再び強まらなければ、1.45〜1.50ドルの抵抗帯突破は容易ではないことを示している。
短期的には1.35ドルが重要な防衛ラインとされる。日足、週足ともに終値ベースでこの水準を下回れば、現在の上昇構造は弱まりかねない。さらに1.30ドルを割り込めば、次の支持線として1.23ドル近辺が意識される。
その場合、2.4062ドルや3.6330ドルを目指す上昇シナリオは後退する可能性がある。