JobKoreaを運営するWorkspereは8月27日、ソウル市ヨクサム洞のGSタワー・アモリスホールでHRカンファレンス「HReka 26」を開催した。AI時代の採用戦略をテーマに、AX(AI変革)や組織運営、データ活用による成果管理など、HR分野の最新動向を共有した。
Workspereは、採用やHR業務を取り巻く環境変化を踏まえ、企業が直面する課題に焦点を当ててセッションを構成した。テーマには、採用・HR業務におけるAX、AI時代の組織運営、データに基づく成果管理などを据えた。
最初のセッションでは、Workspereの最高戦略責任者(CSO)、イ・チャンジュン氏が「なぜ採用はますます難しくなるのか」をテーマに登壇し、AI時代における採用難の構造的な背景を説明した。イ氏は「AIで業務を自動化しても、直ちに成果や売上に結び付くわけではない」と指摘。「採用業務でも、アウトプットと成果のギャップを埋める取り組みを続ける必要がある」と強調した。
企業によるAI活用の事例も紹介された。LG AI研究院でHRを統括するイ・ドンフン氏は、「ビジョンと能力に基づく高成果のAI組織づくり」をテーマに講演。能力をスキル単位で定量化して職務レベルを診断し、それを報酬や採用基準に連動させた事例を示した。
LG UplusのHR AX TFリード、キム・ヨンジュ氏は、「AX時代のHR変化戦略とAX推進で得た示唆」をテーマに登壇した。採用でAIを活用する際に必要となる制度面の整備や、実務上の留意点を共有した。
このほか、KTエンタープライズ部門のHRBP、ファン・ジウク氏、LemonbaseのCPSO、キム・アンナ氏、ソウル大学校のシン・ジェヨン教授も登壇し、AI時代の採用業務に必要なインサイトやノウハウ、研究結果を紹介した。
JobKoreaは今後もHRekaを通じて、企業やHR担当者が最新のHRトレンドや現場事例を共有し、課題を議論できる場を継続的に設ける方針だ。講演中心の「HRekaカンファレンス」と、小規模なネットワーキングプログラム「HRekaミートアップ」を並行して運営し、インサイトの共有と実務担当者同士の交流を進めるとしている。
Workspereのインサイト戦略チーム長、チョン・ウンヘ氏は、「AI時代のHRに関する実践的なインサイトを届けるために企画した今回のイベントに、多くの参加を得られたことは意義深い」とコメントした。その上で、「JobKoreaは採用プラットフォームとして蓄積してきたデータと経験を基に、AI時代に必要な採用・HRノウハウの発信に力を入れる」と述べた。