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Binanceは、取引量と流動性が低い一部の現物取引ペアを見直し、9月11日からOPEN/FDUSD、SAGA/FDUSD、VELODROME/USDCの3ペアを廃止する。対象となるのは取引ペアのみで、各暗号資産そのものの上場廃止ではない。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが8日(現地時間)に報じた。OPEN、SAGA、VELODROMEは引き続きBinanceで取引可能で、USDT建てやBTC建てなど他の取引ペアも維持される。

Binanceは、取引量や流動性を定期的に見直し、需要の乏しい市場を停止することで、流動性をより活発な取引ペアに集約していると説明している。

今回の対象はいずれもステーブルコイン建ての市場だ。OPENとSAGAはFDUSD建て、VELODROMEはUSDC建てのペアが廃止される。U.Todayによると、足元のFDUSD市場では、ETH、USDT、BTCなどを除く一部アルトコインの流動性が大きく低下しているという。

実際、中型アルトコインのFDUSD建て取引の売買高構成比は、FDUSD全体の出来高の0.06~0.14%にとどまった。市場によっては、1日当たりの売買代金が10万~30万ドル(約1500万~4500万円)に低迷していたとされる。

こうした状況を踏まえ、取引がほとんどない市場を維持するよりも、利用者の多い主要ペアへ流動性を集める狙いがあるとみられる。したがって、今回の措置をOPEN、SAGA、VELODROMEに対する直接的な弱材料とみなすのは適切ではない。Binanceでの当該銘柄の取引自体がなくなるわけではないためだ。

もっとも、取引ペアの減少に伴い、一部の流動性が他ペアへ移ることで、短期的には価格変動やスプレッドに影響が及ぶ可能性がある。

特に注意が必要なのは、自動売買を利用しているユーザーだ。Binanceは、取引停止の対象ペアに連動する現物取引ボットを自動的に終了する予定としている。

グリッド取引などでこれらのペアを利用しているユーザーは、取引停止前に未約定注文やボット設定を確認しておく必要がある。停止直前まで注文を放置すると、想定外のスリッページや損失が発生するおそれもある。

今回の対応は、特定プロジェクトを一律に排除するものではなく、低流動性市場を整理し、主要ペアへ流動性を再配分する措置と位置付けられる。市場では今後、OPEN、SAGA、VELODROMEの取引がUSDT建てやBTC建てなどの主要ペアへどの程度移るかに加え、Binanceが追加の低流動性ペアの見直しに踏み切るかが注目点となりそうだ。

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