写真=Ditonic

AIプラットフォームを手がけるDitonicは9日、科学技術情報通信部の2026年度「優秀専門研究事業者」に受託研究分野で選定されたと発表した。

優秀専門研究事業者は、研究開発力や顧客志向のサービス提供能力などを総合的に評価し、科学技術情報通信部が毎年選定する制度。2026年度は計6社が選ばれ、このうち現場ニーズに即した技術やサービスの研究・提供能力を見る受託研究分野では3社が選定された。

Ditonicは今回の選定について、単にAI技術を開発したり定型ソリューションを提供したりするだけでなく、業種ごとの特性や顧客の業務プロセスを踏まえ、現場ごとに必要な技術・サービスを最適化して提供できる専門性が評価された点に意義があるとしている。

同社によると、AIプラットフォーム「D.Hub」を基盤に、さまざまな異種データを統合。セマンティック技術を活用して、データの意味や相互関係をAIが理解できる知識構造へと変換する。

さらに、オントロジーやナレッジグラフを用いて組織内の業務知識やルールを構造化し、顧客ごとのビジネスロジックや業務フローを反映する。複数のAIエージェントの役割分担や作業順序、連携もオーケストレーションし、データ分析や判断を実際の業務執行につなげるエンドツーエンドのAX環境を実現するとしている。

Ditonicは今回の選定を機に、業種別の受託研究や国家R&Dへの参画を拡大する方針だ。顧客の業種や業務に適したAIソリューションを研究・提供する専門研究パートナーとして、官民向けAX事業の拡大を目指す。

チョン・ヨンジュ代表は「今回の選定は、顧客要件や業務プロセスを深く研究し、必要なAIソリューションを提供してきたDitonicの専門性と事業化能力が認められた結果だ」とコメントした。その上で「実証済みのセマンティック技術と業種別の専門性を基に、顧客のビジネスロジックに合わせて、データ理解から判断、実行までをつなぐD.Hubの適用先を官民の幅広い現場へ広げていく」と述べた。

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