写真=韓国人工知能・ソフトウェア産業協会(KOSA)

韓国人工知能・ソフトウェア産業協会(KOSA)は2日、「韓国フルスタックAIコンソーシアム」がAramco Digital向けに進めていたフルスタックAI技術の実証実験(PoC)を完了したと発表した。

同コンソーシアムは、AI半導体、クラウドインフラ、大規模言語モデル(LLM)、AIアプリケーション、統合運用管理の各分野の韓国企業で構成する連携体制。今回の実証には、MegazoneCloud、FuriosaAI、Rebellions、Upstage、LG AI Research、NC AI、URACLEの7社が参加した。

各社の役割は、FuriosaAIとRebellionsがAI半導体、UpstageとLG AI Researchが産業特化型LLM、NC AIが3Dモデリングを担当。MegazoneCloudはAIおよびマルチクラウド基盤の構築・運用、URACLEはLLMとニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)の運用、AIリソース管理を担った。

今回のPoCは、KOSAと同コンソーシアムが2月にAramco Digitalと締結した「AIフルスタック協力に関する業務協約(MOU)」に基づき、第1・第2の2段階で実施した。

第1段階では、2次元(2D)のエンジニアリング図面や文書をAIが解釈し、3次元(3D)モデルへ変換できるかを検証するとともに、統合監視機能も確認した。

第2段階では、非定型の図面や文書をAIが解釈・構造化したうえで、3Dモデルを生成するプロセスまで実証範囲を拡大した。韓国製AI半導体を用いた推論、マルチクラウド環境の構成、セキュリティ対応、AIサービスとインフラの統合運用も、単一のアーキテクチャー上で連携させて検証した。

KOSAは今回の実証について、個別のAIソリューション提供にとどまらず、データ処理からAI推論、サービス実装、インフラ運用管理までを韓国企業の技術で組み合わせ、海外の産業用途へ展開できる可能性を確認したとしている。

KOSAの会長は「韓国のAI企業がそれぞれの専門技術を結集し、海外の産業現場における実需を共同で検証した点に大きな意義がある」とコメント。「ソブリンAIの観点からも、自前のAIインフラ、モデル、運用管理能力を確保することが重要だ」と述べた。

キーワード

#KOSA #Aramco Digital #フルスタックAI #PoC #AI半導体 #LLM #マルチクラウド #NPU
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.