写真=Waymo

Waymoは米デンバー、サンディエゴ、タンパの3都市で、一般利用者向けロボタクシーサービスを開始した。これにより、同社の完全自動運転ロボタクシーの提供都市は米国内で計14都市に拡大した。

9月1日付けのCleanTechnicaなど複数の海外メディアによると、Waymoは同日、3都市で一般向けの運行を始めた。

同社は今後、利用者の受け入れを順次拡大し、一般公開を段階的に進める方針だ。Waymoによれば、各都市ではすでに数万人が利用登録したという。

もっとも、サービス開始直後から都市全域で利用できるわけではない。現在は各都市の指定エリアに限って乗降に対応している。

Waymoは、実際の移動需要が高く、利用者にとって利便性の高いエリアからサービスを展開し、順次提供範囲を広げる考えを示した。サービスエリアは、人々が実際に移動する必要がある場所や、移動を望む場所を中心に設計したとしている。日常の用事や深夜の帰宅、安全な移動手段が求められる場面での利用を見込む。

今後は各都市で運行エリアを広げ、より多くの目的地をカバーする計画だ。

Waymoは今回の3都市追加について、2026年のロボタクシー事業拡大戦略の一環と位置付けている。8月にはダラスで一般公開を始めており、新たな都市でも利用対象を順次広げているという。

スーザン・フィリオンWaymo最高マーケティング責任者(CMO)は、米国全土で日常の移動をより安全で便利、かつ利用しやすいものにすることに注力しているとコメントした。

同氏は、サンディエゴとタンパ、そして自身の故郷であるコロラドで一般公開を始めたことで、最新の車両プラットフォームと次世代の自動運転システムを、より多くの利用者に提供できるようになったと述べた。

今回の拡大を受け、現地の関係者や利用者からも期待の声が上がっている。ローラ・ストリード米国退職者協会(AARP)フロリダ支部のアウトリーチ・参加担当ディレクターは、多様な移動手段を選べることが重要だとした上で、Waymoが運転を望まない高齢者にとって新たな選択肢になり得ると語った。

サンディエゴでは、視覚障害のある利用者からの反応も出ている。ジュリア・カルデナス全米視覚障害者連盟(NFB)サンディエゴ支部長は、既存の配車サービスでは、運転手が介助犬の同乗を拒否するかどうか分からず、不安を感じることがあったと明らかにした。

その上で、運転手のいない車両で介助犬とともに移動できる点について、Waymoのサービスは自由と利便性をもたらすと評価した。

Waymoのロボタクシー拡大は、単に展開都市を増やす段階から、各都市でサービスエリアをどこまで迅速に広げられるかという局面に入っている。限定エリアで利用者を順次受け入れる運用が続く中、今後の提供範囲の拡大ペースと一般公開の進捗が、事業拡大の重要な指標となりそうだ。

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