Hyperliquidのトークン「HYPE」が、Nasdaq CME暗号資産指数に新たに採用された。四半期リバランスを受けた見直しで、構成比は3.36%。HYPE連動の現物ETFの純資産残高は4億6154万ドルに達しており、市場では今後の資金流入動向にも関心が集まっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが1日(現地時間)に報じたところによると、今回の変更は、米証券取引委員会(SEC)に「Hashdex Nasdaq CME Crypto Index ETF」(NCIQ)の目論見書補足書類が提出された後、定例の四半期リバランスに合わせて反映された。
今回の見直しでは、指数を構成する9資産の比率も公表された。ビットコインは74.36%、イーサリアムは11.88%で高い構成比を維持した。XRPは5.21%で3位を維持し、HYPEは3.36%で初めて組み入れられた。ソラナは3.79%で、HYPEとの差は小さい。
上位銘柄の顔ぶれは大きく変わらなかったものの、新規採用となったHYPEの存在感は小さくない。採用時点でソラナに近い比率を確保し、Avalanche(AVAX)、Chainlink(LINK)、Stellar(XLM)、Bitcoin Cash(BCH)を上回る構成比となった。残る複数資産の比率は1.5%未満にとどまった。
HYPEが採用された背景としては、指数側の採用基準を満たした点が挙げられる。Hyperliquidは時価総額や流動性に加え、カストディ面の要件もクリアし、指数組み入れの条件に合致した。米市場におけるインフラ整備も、採用を後押しした要因とされる。
HYPE連動の現物ETFの資金動向も、採用の根拠として示された。SoSoValueの集計によると、1日時点のHYPE現物ETFの純資産価値は4億6154万ドルで、HYPEの時価総額の2.45%に相当する。
発行体別では、BlackRockの「IBYH」が2億3610万ドルで最大。Fidelityの「FHYP」が1億3859万ドル、21Sharesの「THYP」が8685万ドルで続いた。
資金流入も確認されている。HYPE現物ファンドの合算純流入額は3億4431万ドル、日次売買代金は1472万ドルだった。
市場では今回の組み入れにより、HYPEの機関投資家向け市場での存在感が一段と高まったとの見方が出ている。ビットコインとイーサリアム中心だった指数にHYPEが初採用され、同時に3%台の構成比を確保したことで、今後の構成比見直しや現物ETFへの資金流入が焦点となりそうだ。