写真=Samsung Electronics提供。ベルリンのHumboldt Carréに設けた展示会場で、マイクロRGBテレビなどを公開した

Samsung Electronicsは9月2日、欧州最大級の家電見本市「IFA 2026」に合わせ、ドイツ・ベルリンのHumboldt Carréで9月2〜6日に体験展示を開催すると発表した。テーマは「あなたのAI日常の伴侶」。AIを日常に取り入れた暮らしのあり方を、テレビや家電、モバイル製品を通じて提案する。

会場は「エンターテインメント・コンパニオン」「ホーム・コンパニオン」「セルフケア・コンパニオン」の3つのゾーンで構成した。家電やスマートデバイスがつながる住空間にとどまらず、余暇や健康管理まで含めた「AIリビング」を体験できるようにしたとしている。

エンターテインメント・コンパニオンゾーンでは、次世代ディスプレイの新製品を披露する。微細なRGB LEDを採用し、色彩表現やコントラスト、鮮明さを高めた「マイクロRGB」を前面に打ち出した。

2026年モデルのテレビには、視聴を妨げずに対話型AIがコンテンツを推薦する「ビジョンAIコンパニオン」を搭載した。広告付き無料ストリーミングサービス「Samsung TV Plus」は、グローバルの月間アクティブユーザー数が1億人を突破したという。

このほか、世界初の42型カーブドOLEDゲーミングモニター「Odyssey G7」や、27型で1100Hzのリフレッシュレートに対応する「Odyssey G6」も展示する。

ホーム・コンパニオンゾーンでは、省エネと空間効率の向上を訴求する。「Bespoke AI Family Hub」冷蔵庫は、カメラベースのAIビジョン技術で食材を認識し、レシピを提案するほか、タッチスクリーンを通じて家電の電力使用量をリアルタイムで管理できる。

「フード一体型IH」は、レンジフードを別途設置せずに調理中の煙を吸引できる点を特徴とし、天井工事なしで開放感のあるキッチン空間を実現するとした。

ビルトイン食器洗い機は、欧州の最高エネルギー効率基準であるA等級より20%高い省エネ性能を備える。汚れ具合を検知し、水やエネルギーの使用量を自動で調整する「AIカスタム洗浄」機能も搭載した。

「Bespoke AI」洗濯機は、高効率インバーターモーターを採用し、洗濯物の状態に応じて動作を最適化することで、欧州エネルギー効率A等級比で70%の省エネを実現するとしている。あわせて、「SpaceMax」技術により本体サイズを変えず、内部容量を13kgまで拡大した製品も展示する。

セルフケア・コンパニオンゾーンでは、「Galaxy S26 FE」「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Watch Ultra2」「Galaxy Watch9」などのGalaxy製品群を展示する。

9月4日発売の「Galaxy S26 FE」は、最新ソフトウェア「One UI 9」を搭載。人物に応じた編集機能「マイ・ファンカム」や、水平を保って撮影できる「スーパー・ステディ」機能を通じて、撮影と編集を支援する。

「Galaxy Z Fold8 Ultra」は、大画面を生かしたマルチタスク向けに設計した。重量は215g、展開時の厚さは4.1mmで、Galaxy Z Foldシリーズで最薄としている。

「Galaxy Z Fold8」は、展開時に4:3比率の193.2mmメインディスプレイ、折りたたみ時に10:16比率の138.4mmカバーディスプレイを備える。重量は201gでシリーズ最軽量とし、4800mAhバッテリーと5000万画素デュアルカメラを搭載した。

Samsung Electronicsはこのほか、IFA 2026の会場となるメッセ・ベルリンのIFAパレ展示スペースで「Samsung Creator Hub」も運営し、同社AIエコシステムの体験プログラムを提供している。

Samsung Electronics欧州総括の最高マーケティング責任者(CMO)、ベンジャミン・ブラウン氏は「AIは、人々が日常の中で直接見て、感じられる有意義な価値をもたらすべきだ」とコメント。「IFA 2026では、エンターテインメント、モバイル、コネクテッドホームの各領域で、AIを実用的かつ身近な形で適用した事例を示す」と述べた。

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