Solana 写真=Shutterstock

Solanaが約1年ぶりに月間で上昇し、月足ベースの下落基調に歯止めをかけた。大口投資家による約800万ドル相当の買いも観測されたが、売買は現物より先物に偏っており、短期的な価格変動の大きさには警戒が必要だ。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが1日、こう報じた。報道によると、Solanaは2025年9月以降続いていた月足の下落基調を脱し、直近の月足をプラスで終えた。

TradingViewのデータでは、直近の月足終値は103ドル近辺だった。Solanaは2025年末に250ドル超まで上昇した後、60ドル前後まで下落したが、足元の反発で心理的節目とされる100ドル台を回復した。8月の上昇率は約40〜50%に達したという。

オンチェーンでは大口資金の動きも浮上した。Lookonchainは、8か月間休眠していたクジラウォレットが、Hyperliquidで7万6856SOLを買い付けたと指摘した。金額ベースでは約800万ドル(約12億円)相当にあたる。

もっとも、この買いが長期保有を目的としたものか、短期売買に伴うポジション構築なのかは確認されていない。市場では、大口資金の関心再燃を示すとの見方が出る一方、ポジションの性格を慎重に見極める必要があるとの声もある。

足元の値動きは依然として不安定だ。Solanaは102.47ドル前後で推移し、直近24時間では1.28%下落した。100ドル台を回復した後も上値は重く、8月31日に1.15%上昇した一方、その前日は3.54%下落するなど、9月初旬にかけて値幅の拡大が目立っている。

売買は現物よりも先物に集中している。直近24時間のSolana先物取引高は約78億2000万ドル(約1兆1730億円)と、現物取引高の約7億3876万ドル(約1108億円)を大きく上回った。未決済建玉も約66億4000万ドル(約9960億円)に達しており、足元の価格帯でポジション構築が進んでいることを示している。

こうした市場構造は、上昇期待と同時に急変動リスクも高める。先物市場に資金が過度に集まる局面で相場が下落すれば、清算売りが連鎖的に発生する可能性があるためだ。100ドル台回復後に再び下押しした点も、買いがなお明確な上昇トレンドを形成できていないことを示している。

Solanaは8月の安値をなお上回る水準を維持している。ただ、月間での反転、大口買い、先物主導の売買という材料が重なるなか、市場は強弱感が交錯する局面にある。今後の方向性は、現物市場で買いがどこまで広がるかに左右されそうだ。

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