XRP Ledger(XRPL)のネットワーク活動が持ち直している。決済件数は65万件を超え、成功取引や総取引件数、アクティブアカウント数など主要なオンチェーン指標がそろって増加した。一方で、決済量は大きく減少しており、件数の伸びがそのまま資金移動規模の拡大を意味する状況ではない。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが1日(現地時間)に伝えたところによると、XRPLの決済件数は約65万8600件に増加した。
内訳を見ると、決済件数は47.8%増加し、成功した取引件数は82.4%増の160万件に達した。総取引件数も59.7%増の約200万件となり、ネットワーク利用の広がりをうかがわせる内容となった。
取引密度も上向いた。1台帳当たりの取引件数は59.7%増の99.12件だった。
アカウント関連の指標も改善した。新規作成アカウントは20.7%増の2300件、アクティブアカウントは12.7%増の約1万4800件となった。利用者層の拡大と稼働水準の上昇が確認された格好だ。
次の節目として市場で意識されるのは70万件だ。現在の約65万8600件からみると、到達には約6.3%の上積みが必要となる。
その先では100万件も大きな節目として意識されるが、この水準に届くには現状からさらに52%の増加が求められる。
もっとも、決済量は60.8%減の約4億4310万XRPに落ち込んだ。決済件数が増えた一方で、1件当たりの平均規模は縮小したことになる。
このため、足元の件数増をそのままXRPL上の資金移動規模の拡大とみるのは難しい。ネットワーク活動は回復しているものの、成長の質を見極めるにはなお慎重な見方が必要だ。
価格面では、1.35ドル(約203円)が短期的な重要支持線として意識されている。XRPは8月の急騰後に調整を挟み、足元では1.36ドル(約204円)近辺で推移している。
1.35ドル近辺では200日移動平均線が意識される。この水準を維持できれば、1.45~1.50ドル(約218~225円)を再び試す展開も想定される。
一方、1.35ドルを明確に下回れば、短期移動平均線が位置する1.27ドル(約191円)前後が次の下値メドとして浮上する。
XRPLは、決済件数とアクティブアカウントの増加を通じてネットワーク活動の回復を示した。ただ、決済量の減少が続く以上、実需の強さを判断するには追加の確認が必要となる。今後は、決済件数が70万件を超えるかに加え、決済量が持ち直すか、XRPが1.35ドルの支持線を維持できるかが焦点となる。