XRP関連のイメージ写真(写真:Shutterstock)

資産運用会社BitwiseのXRP現物ETF「XRP」の運用資産が、上場から9カ月で5億ドルを突破した。XRP現物ETF市場全体の約35%を占め、同分野で最大規模となっている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が9月1日に報じたところによると、同ETFの純資産総額は5億723万ドルに達した。Bitwiseは、XRPコミュニティによる継続的な支持が実績を押し上げたとしており、XRP投資商品への投資家アクセスの拡大にもつながっていると説明した。

累計純流入額は6億3556万ドル。上場後も資金流入が継続していることを示している。

今回の実績は、Bitwiseが規制の先行きが不透明な段階でXRP現物ETF市場にいち早く参入したことでも注目される。Bitwiseは2024年10月、米国でXRP現物ETFを最初に申請した。当時は、Rippleと米証券取引委員会(SEC)との法廷闘争がなお決着していなかった。

その後、規制環境はさらに不安定化した。SECはRipple訴訟の判決に異議を唱える姿勢を示し、実際に控訴に踏み切った。それでもBitwiseは申請を取り下げず、承認プロセスを進め、2025年11月21日にETFを立ち上げた。規制当局の審査を経たXRP投資商品への需要拡大が、結果として同社の優位性を支えた格好だ。

市場シェアでもBitwiseが首位を維持している。BitwiseのXRP現物ETFの純資産は、市場全体の14億5000万ドルの34.98%を占めた。これにFranklinの約3億7000万ドル、Canaryの約3億4160万ドルが続いた。21Sharesは1億5305万ドル、Grayscaleは約8303万ドルだった。

足元でも資金流入は続いている。8月31日の同ETFの売買代金は300万ドルを超え、当日の純流入額は93万420ドルだった。累計流入額と比べれば日次の規模は大きくないものの、運用資産が5億ドルを超えた後も資金が流入していることが確認された。

XRP価格は足元で1.35ドル前後で推移している。直近24時間では2.52%下落し、1週間では7.11%安となった。暗号資産市場全体で直近の上昇分を一部打ち消す動きが出る中、XRPもこれに連動した。

Bitwiseの運用資産拡大は、XRP現物ETF市場で資金が一部の商品に集中していることを改めて示した。今後はBitwiseが首位を維持できるかに加え、FranklinやCanaryなど後発組がどこまで差を縮めるかが焦点となる。

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