Robinhoodのブラッド・テネフ最高経営責任者(CEO)がミームコイン関連のX投稿に反応したことを受け、同社がミームコインの取扱銘柄を拡充するのではないかとの見方が暗号資産市場で広がっている。7月に始動した「Robinhood Chain」の動向や、過去の上場実績も思惑材料となっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが報じたところによると、コミュニティではテネフ氏の反応を、Robinhoodのミームコイン事業拡大を示唆するシグナルと受け止める向きが出ている。
発端となったのは、X(旧Twitter)ユーザー「Value」による7月の投稿だ。同ユーザーは「Robinhoodのミームコイン」との文言とともに、Robinhoodでミームコインを展開する構想を示していた。
こうした観測の背景には、Robinhoodの独自チェーン戦略もある。同社は7月、Ethereum互換のレイヤー2(L2)「Robinhood Chain」を立ち上げ、暗号資産領域での展開を加速させている。テネフ氏も同月、Robinhood Chainはミームコインにも適しているとの認識を示していた。
この発言を受け、市場ではRobinhood Chainの用途が資産のトークン化にとどまらず、ミームコイン分野にも広がる可能性があるとの見方が出ている。
チェーン関連の指標も思惑を後押ししている。オンチェーン分析企業Arkhamによると、Robinhood Chainの手数料収入は足元でSolana、Base、Ethereumを上回った。市場では、Robinhoodが自社チェーンと取引プラットフォームを連携させ、ミームコインの取り扱い拡大につなげるかに注目が集まっている。
Robinhoodはすでに複数のミームコインを取り扱っている。2018年7月16日にDogecoin(DOGE)を上場し、2022年4月12日にはShiba Inu(SHIB)を追加した。現在は米国向けの暗号資産ラインアップとして、Pepe(PEPE)、Bonk(BONK)、dogwifhat(WIF)、Floki(FLOKI)、Popcat(POPCAT)、Moodeng(MOODENG)、Peanut the Squirrel(PNUT)、cat in a dogs world(MEW)、Pudgy Penguins(PENGU)なども扱っている。
もっとも、現時点で同社からミームコイン拡充に関する公式発表はない。コミュニティではテネフ氏の反応や過去の発言、Robinhood Chainの成長を手掛かりに観測が広がっているが、なお思惑先行の段階にとどまっている。