XRPの現物上場投資信託(ETF)への資金流入が続いている。累計純流入額は17億9000万ドル近くに達しており、価格変動の大きい局面でも需要の底堅さが鮮明になっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが1日に報じたところによると、BloombergのETFアナリリスト、ジェームス・セイファート氏は、XRP現物ETFへの資金流入について「驚くほど底堅い」と評価した。
Bloombergの集計では、XRP現物ETFはローンチ以降、累計で約18億ドルの純流入を記録した。セイファート氏は、資金フローはほぼ一方向に流入超が続いてきたと指摘。この間のXRP価格の値動きと比べても、際立った動きだとしている。
累計純流入額は、2025年11月13日時点では約1億5000万ドルだったが、2026年1月16日には14億5000万ドルまで急拡大した。その後は数カ月にわたり13億〜15億ドルのレンジで推移したが、その後再び増加基調に転じた。2026年8月26日時点では約17億9000万ドルとなり、前年11月時点と比べて約16億4000万ドル増えた。
機関投資家の参加も広がっている。Goldman Sachsは約8745万ドル分を保有し、開示ベースでは最大規模となった。直前四半期からは約8315万XRP増加したという。Jane Street Groupは約1664万ドル、Millennium Managementは約1620万ドルをそれぞれ保有した。このほか、Intesa Sanpaolo、Marex UK Holdings、Ironbridge Private Wealth、Kaleidoscope Capital、Wolverine Asset Management、Bain Capital Private Equity、Citadel AdvisorsもXRP現物ETFの保有を開示した。
足元では流入ペースが一段と加速している。XRP現物ETFの週間純流入額は約1億1049万ドルとなり、前週の3978万ドルから177%増加した。直近の取引日にも、合計564万ドルの資金が流入した。
このうちCanaryは471万ドルを集め、累計流入額を約4億8673万ドルに伸ばした。BitwiseのXRP現物ETFも93万420ドルの流入を記録し、累計では約6億356万ドルまで拡大した。
一方、Franklin、21Shares、Grayscaleの各ファンドでは、8月31日に新規流入は確認されなかった。それでも全体の資金フローは、XRPが急騰後の調整局面に入った後も需要が維持されていることを示している。
月次ベースでも増勢は鮮明だ。8月のXRP現物ETFへの流入額は1億5900万ドルで、前月の2729万ドルから大きく増加した。増加率は462.7%に達した。
こうした拡大局面は、8月後半のXRP価格急騰とも重なった。XRPは8月後半の4日間で0.9888ドルから1.70ドルへ上昇し、72%高となった。その後は約20%調整し、足元では1.35ドル近辺で推移した。価格の振れが大きい局面でもETFへの資金流入が続いたことで、今後は機関投資家の需要がどこまで広がるかが焦点になりそうだ。