Kakaoが、KakaoTalkを起点とする統合メンバーシップの導入を検討していることが分かった。主要子会社のサービスや利用特典を横断的に連携し、KakaoTalkの利用者基盤をグループ内の各種サービスへ広げる狙いがある。
業界関係者によると、対象として想定しているのは、ショッピング・コマース、モビリティ、コンテンツ・エンターテインメント、金融・決済などの主要分野だ。新設のKakaoAIを中核に、主要子会社が参加する枠組みを検討しているという。
メンバーシップには、カカオモビリティ、カカオエンターテインメント、カカオペイ、カカオバンク、カカオスタイルなどの主要子会社サービスを含める案が浮上している。KakaoTalkを起点に、Melon、カカオウェブトゥーン、カカオT、カカオペイといった日常利用の多いサービスを単一の会員サービスとして束ねる構想だ。
具体的な特典や料金はまだ決まっていない。候補としては、Melonやカカオウェブトゥーンの購読特典、カカオTの割引、カカオペイ決済時のポイント還元の拡充などが挙がっている。料金体系は、提供するサービスの範囲や特典内容に応じて固める見通しだ。
子会社サービスに加え、外部事業者のサービスをメンバーシップに組み込む案も検討しているもようだ。KakaoTalkの利用者基盤をてこに外部プラットフォームとの協業を広げ、利用者の選択肢を増やす考えとみられる。
Kakaoは先行事例として、Coupang Eatsと提携し、KakaoTalkのチャット画面上で飲食の注文から決済まで完結できるサービスを準備している。外部サービスをKakaoTalk経由で利用できる形にするこうした連携が、今回のメンバーシップにも広がる可能性がある。
Kakao関係者は「Kakaoの多様なサービスと特典を連動させたメンバーシップを準備している」とした上で、「開始時期や具体的な内容はまだ決まっていない」と述べた。