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Chicago Mercantile Exchange(CME)グループは8月31日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を除く主要暗号資産を対象とする指数を含む、新たな暗号資産ベンチマーク指数2種の算出を開始した。

ブロックチェーンメディア「The Defiant」によると、今回開始したのは「CME CF Emerging Crypto Index」と「CME CF Crypto Market Index」の2指数。マルチアセット型の暗号資産指数として提供する。

このうちCME CF Emerging Crypto Indexは、BTCとETHを除くBNB、XRP、SOL、HYPE、LINK、XLM、SUI、UNI、AVAX、AAVEの10銘柄で構成する。CME CF Crypto Market Indexは、これにBTCとETHを加えた計12銘柄を組み入れる。

両指数のリアルタイム版は24時間体制で1秒ごとに算出する。清算用の指数は、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール/香港の各基準で、毎日午後4時に1回公表する。

算出方式には、単純な時価総額ではなく、実際の流通量を踏まえた自由流通時価総額加重方式を採用した。CMEは新興指数について、BTCとETHを除く適格資産のうち、規模が最も大きい10銘柄を対象とする設計だと説明している。市場で実際に取引可能なトークンの価値が大きいほど、指数内の構成比率も高くなる仕組みだ。

構成銘柄と構成比率は、毎年6月と12月の第1営業日に見直す。暗号資産市場指数も同じスケジュールを適用する。固定的な資産群を機械的に維持するのではなく、市場環境や組み入れ基準の変化を定期的に反映する。

新興指数には、比較的厳格な採用基準も設けた。カストディの利用可能性を条件とし、ミームコインは対象外とする。預かり資産総額(TVL)と完全希薄化時価総額の相対比率を用い、プロトコルの実利用性も審査する。CMEは、同指数を投資商品向けに活用できるよう設計しており、ファンドのパッシブ運用での複製やデリバティブの清算にも利用できるとしている。

また、上場投資商品(ETP)の基準との整合性も反映した。指数算出開始時点で米主要取引所における暗号資産ETPの一般的な上場基準を満たしていない資産でも、30日以内に要件を満たす見込みがあれば、合計10%以内の構成比率で組み入れを認める。その後の定期見直し時点で当時の基準を満たさない場合は、組み入れを継続できない。

今回の指数算出開始は、CMEが暗号資産指数とデリバティブ商品を継続的に拡充してきた流れの一環といえる。CMEは6月、流動性の高い大型暗号資産のバスケットに連動する「Nasdaq CME暗号資産指数先物」を開始している。同契約は別途の清算価格指数に基づく現金決済型だ。

CF Benchmarksは、今回の2指数について、投資ファンドやデリバティブ商品の基礎指数として利用できるようライセンスを提供する方針だ。今後は市場の参考指標にとどまらず、さまざまな金融商品の設計や清算に活用される可能性がある。

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