AIネイティブの金融インテリジェンス企業Linkalphaは9月1日、Coupang Payで最高財務責任者(CFO)を務めたナ・ヘウォン氏を最高執行責任者(COO)に起用したと発表した。財務・運営体制を強化し、グローバル事業の拡大を加速させる狙いがある。
ナ・ヘウォン新COOは、国民銀行やMorgan Stanleyを経て、ITプラットフォーム企業やコンテンツ企業でCOO、CFOを歴任した。直近ではCoupang PayのCFOを務めていた。
今回の起用によりLinkalphaは、海外事業の拡大に必要な財務・運営基盤の高度化を進める方針だ。ナCOOは財務戦略と事業運営全般を統括し、成長局面に見合った運営基盤の構築に注力する。
Linkalphaは、世界のパブリックマーケットを対象に、金融市場の分析と投資判断を支援する「Alpha Intelligence Layer」を開発するAIネイティブ企業。チェ・ホジュン氏とチェ・チャンヨル氏の共同創業を軸に、Goldman Sachs出身のアナリスト、MITでコンピュータ工学の博士号を取得した人材、UC BerkeleyのMFE出身者らが設立した。現在は米国、欧州、アジアの70社超の金融機関にサービスを提供している。
7月には2200万ドル(約33億円)のシリーズA資金を調達した。足元では、金融AIの信頼性を研究する「Linkalpha AI Lab」を立ち上げ、主要AIモデルの投資バイアスを分析したリーダーボードを公開するなど、研究開発体制の強化も進めている。
ナCOOは「AIが金融業務のあり方を急速に変える重要な時期に、Linkalphaに参画できることに大きな意義を感じている」とコメント。「持続可能な成長を支える運営体制を築き、グローバル事業の拡大に貢献できるよう最善を尽くしたい」と述べた。