Bitmine(写真=Shutterstock)

BitmineがEthereumの保有を積み増している。先週新たに5万3501ETHを追加取得し、総保有量は約590万ETHに拡大した。流通量全体の4.9%相当に当たり、同社が目標に掲げる5%保有に近づいた。

Cointelegraphが8月31日に報じたところによると、今回の取得を反映したBitmineのEthereum保有量は590万ETHを超えた。8月31日時点のEthereum価格2511ドルで評価すると、保有資産の評価額は約148億ドル(約2兆2200億円)となる。

この保有量は、Ethereumの流通量1億2070万ETHの4.9%に相当する。Bitmineはこれまで継続的に買い増しを進めており、保有比率は5%目標に迫る水準まで上昇した。

同社は65週連続でEthereumの買い付けを続けている。昨年第4四半期に始まった相場下落局面でも取得を止めず、その後の市場反発でデジタル資産ポートフォリオの評価額は回復した。ただ、含み損はなお大きい。

DropsTabのデータによると、BitmineのEthereum保有分の未実現損失は約51億ドル(約7650億円)に上る。下落局面でも買い増しを続けたことが背景にある。昨年第4四半期以降はEthereumを含む暗号資産市場全体が大きく下落し、取得単価と足元の評価額との差が広がった。

Bitmine会長のトム・リー氏は、6月30日以降の主要資産の中でEthereum、Bitcoin、Solanaが高いパフォーマンスを示し、特にEthereumが上昇を主導したと述べた。第3四半期に入って暗号資産の成績が他のマクロ資産を大きく上回っており、機関投資家の追加購入を後押しする環境になっているとの見方も示した。

株式市場でも、こうした積極的なEthereum取得戦略は一定程度織り込まれている。ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場のBMNR株は8月31日午前の取引時間中に前日比1.3%高の24.09ドルを付けた。この水準を維持すれば、月間では40%近い上昇率となる。

Bitmineは短期的な損益よりも保有比率の引き上げを優先する姿勢を維持している。大幅な未実現損失を抱えながらも買い付けを継続し、今回の追加取得でEthereum流通量の5%保有目標に一段と近づいた。市場の反発基調が続くか、機関投資家の需要が実際に追随するかが今後の焦点となる。

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