XRP現物ETFへの資金流入が急速に拡大している。先週の純流入額は1億1049万ドルとなり、2026年で最大の週次流入を記録した。XRP価格が高値から2割超下落する局面でも資金流入は細らず、月次ベースでも流入額が大きく膨らんでいる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが8月31日(現地時間)に報じた。前週の純流入は3978万ドル、2週前は225万ドルで、足元2週間で流入額は急拡大した。
週次流入は前週比177.7%増。225万ドルから3978万ドル、さらに1億1049万ドルへと増加しており、XRP連動の投資商品に対する需要の強まりが鮮明になっている。
銘柄別では、先週金曜日だけでXRP現物ETFに約2620万ドルが純流入した。累計純流入は約16億6000万ドルに達した。
BitwiseのXRP現物ETFは同日の流入額が1540万ドルと最大で、累計純流入は約6億263万ドルだった。
Franklin TempletonのXRP現物ETFは299万ドルの純流入となり、累計は6286万ドル。Canary CapitalのXRP現物ETFも512万ドルが流入し、累計純流入は約4億8300万ドルとなった。
21SharesのXRP現物ETFは269万ドルを集めた一方、累計ではなお約1737万ドルの純流出となっている。GrayscaleのXRP現物ETFは同日の流入がなく、累計純流入は約1億3767万ドルだった。
資金流入の勢いは月次ベースでも鮮明だ。XRP現物ETFの月次純流入は1億5354万ドルとなり、前月の2729万ドルから大幅に拡大した。
6月の流入額も約5946万ドルに達しており、7月の水準を上回った。
こうした資金流入の拡大は、XRP価格の急伸局面と重なった。XRPは8月18日の約0.9888ドルから、8月22日には1.70ドルまで上昇し、4日間で約71.9%値上がりした。
その後は上昇分の一部を失い、1.70ドルの高値から2割超下落。足元では1.37ドル前後で推移している。
価格調整局面でもETFへの資金流入がむしろ増えた点は、市場で注目される材料だ。現物市場が調整する中でもETFの純流入が急増していることは、投資家の需要がなお強いことを示す前向きなシグナルと受け止められやすい。
機関投資家の需要が弱まる中で相場が調整したのではなく、ETFを通じた参加が強まっている可能性があるためだ。
今後の焦点は、この流入基調が続くかどうかにある。ETFへの資金流入が継続すれば、持続的な買い需要につながり、足元の下落後のXRP相場を支える要因となる可能性がある。
現時点では、XRP現物ETFへの資金流入が短期間で大きく拡大しており、その背景には価格急伸局面で高まった機関投資家や伝統的な金融市場の需要があることがうかがえる。