Toss Bankは9月1日、金融監督院と連携し、院内学級の児童を対象とする「訪問型FSS子ども金融スクール」の試行を始めたと発表した。8月19日にソウル聖母病院の「ラファエル子ども学校」で初回授業を実施しており、9月までにSamsung Seoul Hospitalを含め計3施設で順次展開する。
院内学級は、重症や慢性疾患などで長期入院や治療が必要な子どもが学習を継続できるよう、病院内に設けられた教育施設だ。現在、全国で35校が運営されている。
院内学級の授業は教育庁の管理のもと、在籍校の出席として認められる一方、「初等・中等教育法」上は学校に分類されない。このため、従来の学校中心の金融教育プログラムには参加しにくい面があった。
金融監督院はこれまで、「1社1校金融教育」や「訪問型FSS子ども金融スクール」を運営してきた。ただ、院内学級の児童は一般の学校に通う児童・生徒に比べ、こうした教育を受ける機会が限られていた。
こうした事情を踏まえ、Toss Bankと金融監督院は、長期治療で一般の金融教育に参加しづらい院内学級の児童向けに、専用プログラムを用意した。
今回、院内学級が金融監督院の「1社1校金融教育」の対象に新たに加わったことで、今後は院内学級向けの金融教育を継続的に運営する基盤も整った。
教育内容は、貨幣の意味や合理的な消費、金融詐欺の防止など、日常生活に必要な金融知識を中心に構成した。授業運営は、学習に困難を抱える人向けの教育コンテンツを開発してきたPechi Marketが担う。
Toss Bankと金融監督院は今後、参加した子どもや院内学級の担当者、講師の意見を踏まえて試行結果を検証し、参加先となる院内学級の拡大を進める方針だ。
金融監督院の関係者は「学校中心で運営してきた『1社1校金融教育』の対象を院内学級まで広げ、子どもたちに金融リテラシーを高める機会を提供できる点に意義がある」とコメントした。
Toss Bankの関係者は「今後も金融教育を必要とする現場に足を運び、教育機会の拡大を進めていく」と述べた。