スマートフォンには多くの個人情報が含まれており、紛失時は迅速な対応が求められる。写真=ChatGPT

スマートフォンを紛失した場合は、位置確認と並行してデジタルウォレットの保護を優先する必要がある。端末にはクレジットカードやデビットカードに加え、搭乗券、会員証、ギフトカード、身分証、車の鍵まで登録されている場合があり、発見が遅れるほど不正利用のリスクが高まるためだ。

Engadgetが現地時間8月31日付で報じたところによると、iPhoneは「探す」、Android端末は「デバイスハブ」で位置を確認できる。カフェや空港など置き忘れの可能性がある場所を探しつつ、すぐに見つからない場合は遠隔ロックを急ぐべきだという。

iPhoneでは、別のApple端末かWeb版「探す」から紛失モードを有効にできる。これにより端末はパスコードでロックされ、Apple Payに登録した決済カードや各種パスは一時的に利用できなくなる。端末を取り戻した後は、本人確認を経て再び使えるようになる。必要に応じて、AppleアカウントのWebページから当該端末に登録した決済カードを個別に削除したり、カード会社に直接連絡して利用停止を依頼したりすることも可能だ。

Androidでは、別の端末やWebから「デバイスハブ」にアクセスし、紛失した端末をロックできる。ロック後は店頭での決済に利用できなくなり、画面に連絡先や返却依頼のメッセージを表示することも可能だ。回収が難しいと判断した場合は、遠隔初期化によってクレジットカードやデビットカードなどの決済情報を削除できる。ただし、初期化を実行すると「デバイスハブ」で位置を追跡し続けることはできなくなる。

車のデジタルキーにも注意が必要だ。Googleによると、対応車種では「デバイスハブ」で端末をロックすると車の鍵を一時停止でき、遠隔初期化を行うと連携済みの鍵を削除できる。モバイル身分証や各種パスについても、遠隔削除の方法はサービスごとに異なる。

このため、スマートフォンを紛失した際は、「位置確認→遠隔ロック→デジタルウォレットとアカウントの確認→必要に応じてカード会社へ連絡→最後に遠隔初期化」という順で対応するのが基本となる。特に遠隔初期化は、データを削除できる一方で位置追跡もできなくなるため、端末を取り戻せる可能性を見極めたうえで判断する必要がある。

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