画像は「MasterControl Ax」のイメージ

Korea Fujitsuは9月1日、製薬、バイオ、医療機器などライフサイエンス業界向けに、MasterControlが開発したクラウド型CMMS(Computerized Maintenance Management System)「MasterControl Ax(Asset Excellence)」を韓国で提供開始すると発表した。

MasterControl Axは、設備や計測器、研究・試験機器を対象に、予防保全、校正、作業指示、保守履歴などを含む資産ライフサイクル全体を一元管理できる、ライフサイエンス業界特化型のソリューションだ。

同社は、製薬・バイオ業界において設備や計測器は単なる生産資産ではなく、製品品質や記録の信頼性に直結する重要なGMP(Good Manufacturing Practice)の管理対象だと説明する。校正や予防保全が適切なタイミングで実施されなければ、試験結果の信頼性やバッチ生産計画、逸脱調査、規制対応にも影響を及ぼすおそれがあるとしている。

その一方で、多くの企業ではQMS(Quality Management System)やMES(Manufacturing Execution System)を導入していても、設備保全や校正の履歴はExcelや文書、個別システムで分散管理されているケースが多いという。

MasterControl Axは、こうした分散しがちな資産運用情報の一元化を支援する。利用者は機器ごとの稼働状況や設置場所、校正スケジュール、予防保全計画、作業指示、サービス記録をまとめて確認でき、期間や使用量に応じた保守計画も立てられる。

Korea Fujitsuのパク・ギョンジュ代表は「MasterControl Axの提供開始は、ライフサイエンス企業のデジタル運用を品質・製造領域にとどめず、設備・資産管理まで広げるという点で意義がある」とコメントした。

その上で、「Korea Fujitsuは、Qx、Mx、Axへと拡張するMasterControlプラットフォームを基盤に、品質、製造、資産の各領域におけるデジタル運用体制の強化を支援する。顧客が規制当局の査察により効果的に対応できるよう後押しするとともに、蓄積したデータを分析やAIを活用した意思決定に生かせるよう支援していく」と述べた。

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