Samsung Electronicsは8月28日、ドイツ・ケルンメッセで開催された世界最大級のゲーム展示会「Gamescom 2026」で、PC・家庭用ゲーム機・モバイルをまたいで利用できる統合型のゲーミング環境を披露したと発表した。単体製品の性能訴求にとどまらず、機器同士の連携によってゲーム体験をつなぐ戦略を前面に打ち出した。
会場では「#PlaySamsung」を掲げ、「Odyssey Zone」「Galaxy Zone」「Gaming Hub Zone」「T1 Zone」の4エリアを展開した。ブースは、デバイスを切り替えながら同じゲームを継続して楽しめる構成とした。Odyssey Zoneでは「紅の砂漠」をゲーミングモニターで体験でき、同じタイトルをOLEDテレビでもプレイできるようにした。Galaxy Zoneでは「Galaxy Z Fold8 Ultra」でモバイルゲームを動作させた。
Gaming Hub Zoneでは、追加の機器接続やダウンロードなしで、「Galaxy S26 Ultra」によるクラウドゲーム体験を用意した。ストレージ製品もこの流れに組み込み、Odyssey Zoneには高性能SSD「9100 PRO」、Galaxy ZoneにはポータブルSSD「P9」をスマートフォンと並べて展示した。ヘッドセット「JBL Quantum 950」を装着してゲームを楽しめるスペースも設けた。
展示は、製品を並べるだけの構成ではなく、体験型の演出を重視した。ブース全体は韓国のPCバンをイメージして構成し、裸眼3Dディスプレイ「Spatial Signage」の前では、T1の「Faker」選手との記念撮影や、「紅の砂漠」のキャラクターに変身する演出をリアルタイムで確認できるようにした。27〜28日には「PlayGalaxy Cup」ワールドファイナルも開催した。
ハードとソフトの連携も打ち出した。Samsung ElectronicsはActivision Blizzardと「Call of Duty: Modern Warfare 4」の開発初期から協業し、32:9のアスペクト比や「HDR10+ Gaming」への対応を進めた。27日には、世界初の360Hzリフレッシュレートをうたう49型「Odyssey OLED G9」を含む2027年モデルのモニター4製品と、USB4対応の新型ポータブルSSDを公開した。
チェ・スンウンSamsung Electronicsグローバルマーケティングセンター長は「Samsung Electronicsは、モバイル、モニター、テレビ、SSD、ヘッドセットまで、ゲーミングに必要な幅広い機器とサービスをそろえている」とした上で、「Samsung Electronicsのゲーミングエコシステムを通じて、いつでもどこでも最適化されたゲーム体験を提供していく」と述べた。