The Informationは26日、中国のAIスタートアップDeepSeekの2026年1〜7月の売上高が4億7500万元(7070万ドル、約106億円)だったと報じた。前年通年の売上高の約10倍に相当する。全社の売上総利益率は44.6%で、API部門は82.9%に達したという。
同報道によると、1〜7月の純損失は7億1500万元だった。前年通年の純損失9億3500万元を下回った。DeepSeekは、既存株主や新規投資家との間でセカンダリーを含む資金調達を協議しており、企業価値5000億元で500億元規模の調達を目指している。
売上高の規模は、AnthropicやOpenAIといった米AI企業に比べると小さい。一方で収益性は高い水準にある。The Informationは、AIインフラの効率化を進め、より少ない半導体でモデルを運用できる体制を整えたことが、コスト抑制につながったと伝えた。
1〜7月の全社ベースの売上総利益率は44.6%だった。APIアクセス販売部門に限ると、売上総利益率は82.9%に達した。これに対し、OpenAIは1〜3月期に売上高57億ドル(約8550億円)、売上総利益率39%を記録した。Anthropicは4〜6月期に売上高115億ドル(約1兆7250億円)を計上し、売上総利益率は2025年の40%から2026年には63%まで拡大するとの見通しを示した。
The Informationは先月、DeepSeekの年換算売上高が4億〜5億ドル(約600億〜約750億円)規模になると報じていた。今回示された数値は、それを上回る成長ペースを示した形だ。こうした売上拡大は、今後の資金調達交渉や新規株式公開(IPO)の準備を後押しする可能性がある。
DeepSeekは6月の初回投資ラウンドで500億元を調達し、その後すぐに第2ラウンドに入ったという。The Informationは、来年の上海上場に向けて、すでに投資銀行の選定も終えたと伝えた。