Appleが今秋、Mac新製品3機種を追加投入する可能性が出てきた。対象として取り沙汰されているのは、M6搭載の14型MacBook Pro、上位モデルの新型MacBook、そしてM6搭載iMacだ。
米ITメディアの9to5Macは25日(現地時間)、まずベースモデルの14型MacBook Proが2025年10月に投入される可能性があると報じた。実現すれば、M5モデルから約1年後の更新となる。
14型MacBook Proの外観は、現行モデルから大きく変わらない見通しだ。主な変更点はチップ刷新で、性能と電力効率の向上が中心になるとみられる。
M6はAppleが同日発表したチップで、2ナノメートルプロセスを採用する。Appleによると、「世界で最も速いCPUコア」を含む12コアCPU、12コアGPU、ニューラルアクセラレータ、デュアル16コアのNeural Engine、最大170GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を備えるという。
もう1つの焦点は、上位モデルの新型MacBookだ。製品名はMacBook Proとなる可能性があるほか、MacBook Ultraの名称が採用されるとの見方も出ている。
このモデルには、M5 ProとM5 Maxが搭載されると予想されている。あわせて、従来のMacにはなかった仕様変更も取り沙汰されており、タッチスクリーン、OLED、Dynamic Islandの採用可能性が指摘されている。
筐体は現行のMacBook Proより薄型・軽量化し、新デザインを採用すると伝えられた。ただ、投入時期は10月説が有力な一方で、2027年初頭にずれ込む可能性も残る。
iMacも更新候補に含まれる。当初はM5への移行が見込まれていたが、ここにきてM5を飛ばしてM6へ移行する可能性が浮上した。9to5Macは、Mac miniがM5を飛ばした流れと似ていると伝えている。
iMacの性能向上については、現行のM4モデルとの比較も示された。Bloombergのマーク・ガーマン氏は、M6搭載iMacについて、AI性能が最大4倍、ストレージとグラフィックスが2倍、CPU性能が40%向上すると報じた。
仮にiMacがM5を飛ばしてM6へ移行すれば、Appleはデスクトップ製品群でも世代更新の進め方を見直し、ラインアップ再編を進める可能性がある。
今回の観測は、Appleが同日、Mac miniとMac Studioを先行して発表した直後に浮上した。下期のMac展開は、すでに発表済みのデスクトップ新製品と、秋以降に続くノートPCおよび一体型デスクトップの更新に分かれる可能性がある。
現時点では、14型MacBook Proはチップ刷新が中心、上位モデルの新型MacBookはフォームファクターとユーザー体験の変化、iMacは世代飛ばしでの更新がそれぞれ焦点とみられる。
今後の焦点は投入時期だ。14型MacBook ProとiMacは今秋投入の可能性が比較的高い一方、上位モデルの新型MacBookについては発売時期がなお流動的とみられている。
Appleが下期のMacラインアップをどう切り分けて投入するかによって、各製品の位置付けもより明確になりそうだ。