Shiba Inu(SHIB)の反発局面で、大口資金の動きに注目が集まっている。正体不明の大口ウォレットが暗号資産取引所OKXから2808億枚のSHIBを引き出しており、取引所残高の減少とあわせて短期的な需給を左右する材料として意識されている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、このSHIBは24日(現地時間)、ラベルのないホットウォレットへ移された。当時の価値は156万ドル(約2億3400万円)だった。
オンチェーン分析企業のArkhamは、受取先アドレスを未確認ウォレットに分類している。一方で、取引履歴からはデジタル資産の流動性供給会社Cumberlandとの関連も示唆されている。
このウォレットは、最初の資金をCumberlandから受け取った後も、Cumberland関連とみられる取引を複数回行っていたとされる。
もっとも、当該ウォレットが引き出したSHIBをそのまま全量保有しているわけではない。その後、複数のアドレスへ分散送金しており、現在の残高は142億9000万枚まで減少した。保有額は7万9030ドル(約1185万円)相当となっている。
今回の大規模移動は、SHIBが直近の上昇分を一部削る局面と重なった。SHIBは週末に一時0.000006191ドルまで上昇した後、上げ幅をやや縮小。足元では0.000005326ドル前後で推移しており、24時間では2.10%、直近1週間では21.30%上昇している。
需給面では、取引所の資金フローにも注目が集まっている。投資家は直近24時間で1376億枚のSHIBを取引所から引き出しており、取引所保有量は86兆9800億枚に減少した。
市場では、こうした大規模な取引所流出が、市場で売りに出されやすい供給を減らし、売り圧力の緩和につながるとして、強気シグナルと受け止める向きがある。
テクニカル面でも、SHIBは短期的な分岐点に差しかかっている。暗号資産アナリストのゲインミューズは、2時間足でウェッジ型のパターンが形成されており、現時点ではサポートラインが保たれていると指摘した。
このレンジでは、8つのサポート水準と7つのレジスタンス水準が確認されており、買い手と売り手の力関係が拮抗していることを示しているという。
今後の値動きは、目先のテクニカル水準に対する反応が左右する可能性が高い。レジスタンスを明確に上抜ければ、直近の上昇モメンタムが強まり、上値余地が広がる可能性がある。
一方、レジスタンスで上値を抑えられ、サポートを下抜けた場合は、0.000005ドルと0.0000048ドルが次の下値めどとして挙げられている。
大口の引き出しと取引所残高の減少が同時に進むなか、SHIBの短期的な方向感を見極めるうえでは、オンチェーンの資金フローとチャート上の支持線・抵抗線の反応が引き続き焦点となりそうだ。