Nintendoは、Switch 2の本体価格引き上げを前に、新たなバンドル2種を発表した。いずれもNintendo Switch Onlineの個人メンバーシップ90日利用券を同梱し、9月1日の価格改定後を見据えて商品構成を見直す。
米ITメディアEngadgetが25日(現地時間)に報じたところによると、Nintendoが用意したのは「Nintendo Switch Sports Resort」バンドルと、「Nintendo Switch 2+Mario Kart World」バンドルの改定版だ。
Switch 2の本体価格は9月1日から、従来の450ドル(約6万7500円)から500ドル(約7万5000円)へ50ドル引き上げる。これにあわせて「Nintendo Switch 2+Mario Kart World」バンドルも550ドル(約8万2500円)に改定され、従来より50ドル高くなる。
改定版のMario Kart Worldバンドルには、従来は含まれていなかったNintendo Switch Onlineの3カ月利用券を新たに同梱する。ゲームはパッケージ版ではなくデジタル版で提供する。
Nintendoによると、改定後のMario Kart Worldバンドルは9月末に発売する。発売時点の価格で本体、ゲーム、Nintendo Switch Online利用券を個別に購入する場合と比べ、38ドル安くなるとしている。
一方、現行価格で比べると見え方は異なる。足元では本体450ドル(約6万7500円)とゲーム80ドル(約1万2000円)を別々に買った場合、新バンドルより12ドル安い。さらに同じ価格帯でNintendo Switch Onlineの1年利用券を選べば、バンドル付属の3カ月利用券より9カ月長く利用できる。
新たな「Nintendo Switch Sports Resort」バンドルは10月22日に発売する。ゲーム発売日と同日に販売を始め、価格は530ドル(約7万9500円)とする。
Nintendoは、このバンドルについて、個別購入に比べて28ドル分の値引き効果があると説明した。この前提に立つと、「Nintendo Switch Sports Resort」のゲーム価格は実質50ドルとなる。
今回のバンドル刷新は、Nintendoが5月に打ち出した期間限定バンドル施策の流れにも沿う。当時は、Mario Kart World、Donkey Kong Bananza、Pokemon Pocopiaの3タイトルから1本を選べるSwitch 2バンドルを発表し、期間限定で販売すると案内していた。
9月の値上げを前に既存の期間限定バンドルを順次終了し、新たな価格体系にあわせた構成へ切り替える動きとみられる。
購入時期によっては、消費者にとって有利な選択肢も変わる可能性がある。9月前は本体とゲームを個別に購入した方が安いケースがある一方、値上げ後はバンドルの割安感が改めて打ち出される公算が大きい。
Nintendoは今回の2つの新バンドルで、オンラインメンバーシップを組み込む構成を採用した。値上げによる負担を一部和らげる狙いがあるとみられ、特にMario Kart Worldバンドルは、従来版になかった90日利用券を追加して内容を拡充した。
今回の発表は、バンドル価格の調整が単なる内容変更ではなく、本体値上げ後の販売戦略を組み直す一環であることも示している。Nintendoは9月末にMario Kart Worldバンドルを投入し、10月22日にSports Resortバンドルを追加することで、Switch 2の初期販売期の商品構成を再編する。