XRP(写真=Shutterstock)

暗号資産取引所Binanceで、XRPのレバレッジ水準が約7カ月ぶりの高水準に上昇した。ロングポジションへの偏りも強まっており、相場が小幅に下振れした場合でも清算が連鎖するリスクに警戒が必要な局面となっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが25日(現地時間)に報じた。オンチェーン分析企業CryptoQuantの集計によると、BinanceにおけるXRPの推定レバレッジ比率は約0.213まで上昇し、7カ月ぶりの高水準を記録した。

推定レバレッジ比率は、取引所が保有するXRP残高に対して、デリバティブ市場でどの程度レバレッジがかかっているかを示す指標だ。数値が高いほど、市場参加者がより大きなポジションを積み上げていることを意味する。

もっとも、レバレッジの上昇だけで相場の方向感を断定することはできない。CryptoQuantのアナリストは、レバレッジ拡大は強気、弱気のいずれのシグナルにもなり得ると指摘した。価格と未決済建玉がそろって増加する局面では、新規ポジションの流入や投資家心理の改善を示す可能性がある一方、高レバレッジの状態は清算が連鎖しやすい相場環境を生みやすい。

実際、足元のXRP相場では調整とともに清算規模も膨らんでいる。XRPは足元で1.46ドル近辺で推移し、直近24時間では約2.6%下落した。同期間の未決済建玉は約36億2000万ドルで、このうちBinance分は約20億ドルに達した。

デリバティブ関連の指標でも、ロングへの偏りが鮮明だ。直近24時間に清算されたXRPポジションは約1890万ドル。BinanceのアカウントベースのXRPロング・ショート比率は約2.41で、上位トレーダーでも2倍を上回った。市場参加者のポジションがロングに偏っていることを示している。

高レバレッジとロング偏重が続けば、小幅な価格下落でもロングの清算が連鎖する可能性がある。一方、価格と未決済建玉が同時に増加すれば、新規資金の流入やリスク選好の回復を示すシグナルと受け止められる余地もある。今後のXRP相場は、Binanceのレバレッジ水準、未決済建玉の推移、ロングポジションの清算動向が方向性を見極める材料となりそうだ。

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