Shiba Inuが200日移動平均線を上抜け、昨年9月から続いていた11カ月の下落基調に転機が見え始めた。日本の規制下市場での取り扱い開始に加え、先物市場でのショートスクイーズも重なり、相場の押し上げ要因となった。
25日(現地時間)、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Shiba Inuの時価総額は32億2000万〜32億6000万ドルで推移している。この水準について、市場ではこれまで上値抵抗として意識されていたゾーンが、下値支持に変わりつつあるとの見方が出ている。
TradingViewのチャートでは、200日移動平均線を上抜けた後も同線を上回って推移している。今年に入って初めての動きという。
上昇の背景はテクニカル要因だけではない。金融庁はNomura傘下のLaser Digitalに暗号資産サービスのライセンスを付与し、Shiba Inuを機関投資家向けの取扱対象に加えた。日本の規制下市場で取り扱いが始まったことが材料視された。
先物市場では大規模なショートスクイーズも相場を支えた。価格下落を見込んだ31億ドル相当のショートポジションが清算され、買い戻しが現物市場にも波及したことで、価格上昇につながった。
足元の騰勢は季節性と比べても強い。Shiba Inuは例年、夏の終盤に弱含みやすい傾向があるが、今年8月は15.9%上昇し、直近5年で最も高い伸びとなった。第3四半期の累計騰落率も30.1%と過去最高を記録した。
時価総額順位でも上昇余地が意識されている。CoinMarketCapによると、Shiba Inuは現在27位で、すでにAvalanche(AVAX)を上回った。足元の水準から約1.2%上昇すれば、Sui(SUI)を抜く可能性もある。24時間の取引高は1億4620万ドルで、流動性も維持されている。
今後の焦点は、時価総額32億ドル台を下値支持として維持できるかどうかにある。Shiba Inuは過去、10月の平均騰落率が167.5%と年間で最も強い傾向を示してきた。足元の支持線を保てれば、秋場の一段高につながる可能性がある。
短期的には、32億ドル台の維持、日本の制度圏入りに伴う追加需要、時価総額上位25位圏への復帰が注目材料となる。現在の流れが続けば、今秋にも上位25位に返り咲く可能性がある。