Appleは、新型「Magic Keyboard」を発表した。タブやCaps Lock、リターンなど一部キーの文字表記を廃し、アイコン表記に統一したのが特徴だ。年初にMacBook製品群で導入したキーボードデザインの変更を、デスクトップ向け周辺機器にも広げた格好で、機能や配列を大きく変えずに外観上の統一を図る。
米ITメディアの9to5Macが25日(現地時間)に報じたところによると、Appleは同日公開した新しいMac miniとMac Studioに合わせて、新型Magic Keyboardのラインアップを投入した。
最大の変更点はキーキャップの表記だ。これまで文字で表示していたタブ、Caps Lock、リターン、シフト、削除キーなどのキーは、アイコンのみの表記に改めた。テンキー付きモデルでは、ホーム、ページアップ、ページダウンも新たなアイコン表記を採用した。
Appleは今回の変更について、複数のキーでテキストラベルを削除し、アイコン表記に切り替えたと説明している。このデザインは一部モデルにとどまらず、標準モデル、Touch ID搭載モデル、Touch ID搭載のテンキー付きモデルを含む新型Magic Keyboardの全ラインアップに適用した。
価格は、標準モデルが99ドル(約1万4850円)、Touch ID搭載モデルが149ドル(約2万2350円)、Touch ID搭載のテンキー付きモデルが179ドル(約2万6850円)。
新型Magic Keyboardは表記方式を見直した一方で、機能やキー配列そのものは前世代から大きく変わっていない。USB-Cに対応し、従来モデルと同等の機能とレイアウトを維持している。今回の更新は、新機能の追加よりも外観の統一に重きを置いたものといえる。
Appleは年初に発売したMacBook製品群でも、同様の変更を適用していた。主要な機能キーや一部キーで文字ではなくアイコンを用いる方式を採用しており、今回のMagic Keyboard刷新でその流れをデスクトップ向け周辺機器にも広げた。
今回のキー表記の見直しは、製品群全体のデザイン言語をそろえる動きとみられる。ノートPC、デスクトップ、周辺機器で共通のアイコン体系を採用し、Apple製品全体の視覚的一貫性を高める狙いがある。
同日に公開されたデスクトップ新製品との連動も注目される。新しいMac miniとMac Studioは次世代M6と上位のM5 Ultraを搭載し、性能を強化した。一方で周辺機器側では、キー表記の見直しによって製品体験全体の統一感を高める構成となっている。
もっとも、実際の操作感に大きな変化はないとみられる。キーの機能や配列は従来と同じで、新型Magic Keyboardの中核は全面的なハードウェア刷新ではなく、文字表記をアイコンに置き換える小規模なデザイン変更にあるためだ。
MacBookに続いてMagic Keyboardでもアイコン中心の表記へ切り替えたことで、今後はほかの入力機器にも同様のデザイン言語が広がるかが焦点になりそうだ。