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BitGoのマイク・ベルシ共同CEOは、量子コンピュータがビットコインにとって長期的なリスクとなり得る一方、現時点で直ちに脅威となる状況にはないとの見方を示した。量子耐性ウォレットはすでに投入済みだが、改良は引き続き進めるとしている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが25日(現地時間)に報じたところによると、ベルシ氏はFox Businessに出演し、現在の技術水準ではビットコインを即座に脅かすような量子コンピュータは存在しないと述べた。

ベルシ氏は、業界が本格的に警戒すべき段階はまだ先だとの認識を示した。現存する量子システムはきわめて限定的で、実用面で十分な能力を備えた段階には達していないと説明した。

量子コンピュータの性能についても、「まだ1桁から100程度の水準にとどまっており、実用化までは長い道のりがある」と語った。

一方で、業界は長期的なリスクを見据えた備えを進めている。BitGoは量子耐性ウォレットをすでに投入しているが、ベルシ氏は完成形ではなく、なお改良の余地があるとの考えを示した。

ビットコインの暗号方式が、将来的に高性能な量子コンピュータに対して脆弱になり得るとの懸念は以前から指摘されてきた。ただ、ベルシ氏はデジタル資産業界への大規模な資金流入と市場の成長を踏まえ、現時点でこれを「危機」とみなす段階ではないと述べた。

同氏は、デジタル資産業界には数十億ドル規模の新規資金が流入しているとし、足元の事業環境は総じて前向きだと評価した。

また、暗号資産市場のボラティリティは今後も続く可能性が高いとの見方も示した。デジタル資産業界が金融システムの変革過程にある以上、急騰と急落を繰り返す局面は避けにくいという。

伝統的な市場や市場インフラも当初から完成されたものではなかったとして、変化の過程では相場の上下が繰り返されると付け加えた。

ベルシ氏は、短期的な価格変動だけで市場の方向性を判断すべきではないと強調した。「20%の下落に耐える準備ができていないなら、600%の上昇にも耐えられない」と述べ、デジタル資産市場では大幅な調整と急騰が併存するとの認識を示した。

一連の発言では、量子コンピュータがビットコインに与え得る潜在的な影響は認めつつも、現段階では差し迫ったセキュリティリスクではないとの立場が鮮明になった。BitGoとしては、量子耐性ウォレットの提供にとどまらず、長期的な視点で技術対応を続ける構えだ。

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