MyRealTripの顧客体験(CX)専門子会社AICXは8月26日、チャットボット・コールボット自動化プラットフォームを対象に、情報セキュリティ管理システムの国際規格「ISO/IEC 27001:2022」(ISO 27001)の認証を取得したと発表した。B2B事業の拡大に向け、顧客企業のセキュリティ要件への対応力を高める狙いがある。
ISO 27001は、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が策定した情報セキュリティ管理システムの国際規格だ。クラウドセキュリティやデータ漏えい防止(DLP)など、最新のIT環境に対応した管理体制が求められる。
今回の認証は、AICXのチャットボット・コールボット自動化プラットフォームについて取得したもの。認証機関は、ノルウェーに本社を置くDNVだ。
AICXは、今回の認証取得により、同プラットフォームの情報セキュリティ管理体制が国際基準に適合していることを確認できたとしている。B2B事業では、顧客企業から求められるセキュリティ要件に対し、客観的な根拠を示しやすくなるという。
AICXは2022年設立。これまでMyRealTripの顧客対応や運営業務を担ってきた。2026年上期の集計では、チャットでの問い合わせの80%をAIが一次対応し、電話問い合わせの43%はAI音声相談によって社内で完結、または受付処理まで担っている。
2026年初めからは、コマースやプラットフォームなど複数業種に向けてB2B事業を拡大している。自社開発のチャットボット・コールボット自動化プラットフォーム「AICXエージェント」を通じ、顧客対応やサービス運用の代行に加え、CXコンサルティングも提供する。
今後は、AI技術と専門の運用人材を組み合わせたCXモデルの拡大を進める。あわせて、データセキュリティを前提に、企業ごとの特性に合わせたAI活用への転換を支援する方針だ。