写真=MakinaRocks

MakinaRocksは8月26日、Samsung Displayのベトナム工場で、AIを活用した設備制御最適化技術の導入に向けて協力すると発表した。

2026年上期に実施した概念実証(PoC)の結果を踏まえ、年内に同工場の量産ラインへソリューションを適用することを目指す。

製造現場の生産設備は、制御装置(PLC)に保存された命令コードに基づいて稼働する。工程変更や新製品への対応を重ねる中でコードが蓄積すると、容量に限りのあるPLCではメモリ不足が生じる恐れがある。

こうした問題に対応するため設備や生産ラインを再構成すると、工場停止に伴う時間的・コスト面の負担が大きくなる。

MakinaRocksは、大規模言語モデル(LLM)を用いてPLCコード全体を分析し、過去工程に残ったコードや重複した命令、未使用の命令を自動抽出する手法を適用した。設備更新や生産停止を伴わずに、PLCメモリの空き容量を確保できる点が特徴だ。

同社はSamsung Displayのベトナム工場の量産ラインで、コード分析の精度とリソース削減効果を検証した。今後は、ディスプレイ製造工程におけるAI活用の適用領域も広げる方針としている。

ユン・ソンホ代表は「先端製造の現場で、PoCを超えて実際の量産ラインへのAI適用を進める段階に入った」とした上で、「フィジカルAIを通じて製造業の生産性革新を支援したい」とコメントした。

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