AIサービスプラットフォームを手がけるWrtn Technologiesは26日、シリーズCで1000億ウォンを調達したと発表した。これにより企業価値は1兆ウォンを超えた。5月に北米で開始したAIエンターテインメントコンテンツプラットフォーム「OOC」も伸びており、海外事業の拡大が進んでいる。
同社によると、国内のAIサービス系スタートアップで企業価値が1兆ウォンを超えたのは初めて。累計調達額は約2300億ウォンとなった。
今回のラウンドには、Coreline VenturesとEugene Asset Managementが新たに参加した。既存投資家では、Goodwater Capital、Antler Global、Woori Venture Partners、Sui Generis Partners、韓国産業銀行、Capstone Partnersなどが出資した。
海外事業も成長している。5月に北米で立ち上げたOOCは、開始から3カ月で月間売上高100億ウォンを突破した。海外売上高は国内売上高を上回ったとしている。
こうした海外事業の伸びを背景に、同社は2026年の売上高が2000億ウォンを超える見込みを示した。2025年の売上高は471億ウォンだった。
利用者保護の取り組みも強化する。Wrtnは先月、AI倫理・哲学、認知・心理、法学などの専門家で構成する「ユーザー委員会」を発足させた。あわせて、韓国インターネット自主政策機構(KISO)の「AIキャラクターチャットボットサービス自主規制ガイドライン」の策定作業にも参加している。
AIエンターテインメントコンテンツプラットフォーム「KRAK」では、青少年の利用時間上限の設定、保護者同意手続きの強化、決済上限額の引き下げといった保護策の導入を検討している。KRAKの利用者に占める青少年の比率は現在、約10%という。
イ・セヨン代表は「創業から5年間で韓国を代表するAIサービス企業としての地位を固め、グローバルでの競争力も証明できたことが、今回の資金調達につながった」とコメントした。そのうえで「今後はグローバル展開とサービスの高度化に注力し、安全で信頼できるAIサービス企業として、さらに成長を加速させたい」と述べた。