価格急騰後に積み上がったロングの脆弱さを示した(画像=Reve AI)

XRPは22日に16%急落し、ロング清算が昨年10月10日以来の高水準となった。ロング清算額は3858万ドルに達し、総清算額4508万ドルのうち85.6%を占めた。

ブロックチェーンメディアのDecryptによると、今回のロング清算額は、昨年10月10日に記録した3930万ドルに72万ドル差まで迫った。当時も大規模な清算が発生したが、今回は価格が1.7ドルまで上昇した直後に1.42ドルまで下落し、ロングに偏った清算となった点が異なる。

CryptoQuantのアナリスト、アムル・タハ氏は22日、XRPのロング清算が3858万ドルを記録したと明らかにした。一方、ショート清算は650万ドルにとどまった。強気ポジションの清算額は弱気ポジションのほぼ6倍に上った。

取引所別ではBinanceへの偏りが目立った。BinanceにおけるXRPのロング清算は1263万ドル、ショート清算は140万ドルだった。Binanceでの清算全体に占めるロングの比率は約90%に達した。

昨年10月10日と比べると、この傾向はさらに鮮明だ。当時のBinanceではショート清算が2110万ドル、ロング清算が982万ドルだった。今回はBinanceのXRPロング清算が昨年10月より28.6%増えた一方、ショート清算は93.4%減少した。

Binance以外の取引所でも同様の動きがみられた。他取引所のXRPロング清算は約2595万ドル、ショート清算は510万ドルで、こちらもロング清算が約5倍に膨らんだ。

今回の急落は、その直前の急騰の反動とみられる。XRPは先週、年初来安値の0.9882ドルを付けた後、数日で70%上昇し1.7ドルに到達した。短期間でロングが急速に積み上がった後、価格が16%反落したことで、レバレッジのかかったポジションの清算が一斉に進んだ。

大規模なロング清算は、相場下落を増幅しかねない。取引所がレバレッジポジションを強制終了する過程で、追加の売りが出やすくなるためだ。今回のようにロングとショートの清算額の差が大きく広がったことは、強気の市場参加者が反落リスクを十分に織り込めていなかった可能性を示している。

もっとも、清算データだけでXRPの先行きを判断することはできない。清算指標は、レバレッジ取引の参加者がどの価格帯で市場から退出を余儀なくされたかを示す側面が強い。実際、直近の下落後もXRPは週次で50%、月次で38%の上昇率を維持している。今回の下落が短期的な過熱修正にとどまるのか、それとも追加調整につながるのかが次の焦点となる。

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