Dogecoinのイメージ(写真:Pixabay)

Dogecoin(DOGE)の現物ETFに資金流入が再開し、停滞していた需給に変化の兆しが出ている。相場は持ち直しつつあるものの、0.089ドル近辺を維持できるか、さらに0.1ドルを再び試せるかが短期の焦点となっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Dogecoin ETFの日次純流入額は24日に14万6020ドルとなった。25日付で報じた。

今回の流入は、単なる単日での資金流入以上の意味を持つとみられている。Dogecoin ETFではこれまで、日次の純流入や純流出が発生しても、その後は純流入がゼロの日が続く傾向が目立っていたためだ。

8月20日にも65万4420ドルの純流入があったが、週末を除く20日から24日までの3取引日のうち、実際に純流入が確認されたのは2日だった。U.Todayは、市場の関心が段階的に戻りつつある可能性を指摘している。

同様の流れは8月上旬にもみられた。4日に8万2640ドルの資金流入があった後、Dogecoin ETFでは6取引日連続で純流入ゼロが続き、13日には56万8840ドルの純流出に転じた。その後も流入が確認されない局面が続いたが、20日に再び純流入へ戻った。

こうした動きを踏まえ、U.Todayは「継続的な純流入が確認されて初めて、トレンド転換を判断できる」と伝えた。

価格面ではなお上値の重さが意識される。Dogecoinは19日の安値0.069ドルから反発し、5日間の上昇を経て21日には0.1ドルを試した。ただ、この水準を速やかに上抜けることはできず、押し戻されたことで、0.1ドルが抵抗線として改めて意識された。

テクニカル面では、反発局面で日足の50日移動平均線と200日移動平均線を上回った点が注目された。これらの移動平均線は2025年末以降、上値を抑える要因となってきた。一方、足元では200日移動平均線が位置する0.089ドル近辺で、再び方向感を探る展開となっている。

市場では、この水準を売り圧力で下抜けた場合、50日移動平均線がある0.073ドル付近まで下押しする可能性があるとの見方も出ている。

短期的な値動きにも重さが出ている。記事執筆時点でDogecoinは24時間前比3.24%安の0.0898ドルだった。利益確定売りに加え、CleanCoreの戦略見直しも需給悪化要因として意識されている。

CleanCoreはDogecoinを活用した財務戦略から撤退し、AI転換に向けた資金確保のため、3340万ドル規模のDOGEを売却する方針だ。

目先の注目点は2つある。1つは、ETFへの資金流入が一時的な反発にとどまるのか、それとも継続的な純流入へ発展するのか。もう1つは、相場が0.089ドル台のサポートを維持し、0.1ドルを再び試せるかどうかだ。

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