ビットコイン(写真=Shutterstock)

ビットコインの週足相対力指数(RSI)に、2022年の弱気相場の底打ち局面と似た強気ダイバージェンスが表れ、中長期の下落トレンドが終盤に差しかかったとの見方が出ている。一方で、日足RSIは過熱圏に入り、短期的な調整への警戒も強まっている。

Cointelegraphが25日(現地時間)に報じたところによると、足元のビットコイン相場を巡っては、短期的な過熱感への警戒と、中長期のトレンド転換期待がせめぎ合っている。

市場の注目は週足RSIの動きに集まっている。RSIは一定期間の値上がり幅と値下がり幅をもとに、相場の強弱を測る代表的なテクニカル指標だ。価格が安値を切り下げる一方、RSIが安値を切り上げた場合は、強気ダイバージェンスとして相場反転のシグナルと受け止められる。

TradingViewのデータでは、2026年のビットコインの週足RSIは2022年半ばと似た推移を示している。当時は価格が安値を更新した一方で、週足RSIは下値を切り上げ、その後およそ6カ月で弱気相場が収束した。

Real Visionのチーフアナリスト、ジェイミー・クーツ氏はX(旧Twitter)への投稿で、週足チャートは長期トレンドやサイクルの転換点を見極めるうえで有効だと指摘した。過去にも主要サイクルの転換シグナルを捉えてきたとしている。

現在のビットコイン週足RSIは58.3。2025年10月に12万6200ドルの史上最高値を付けて以降で最も高い水準まで上昇した。RSIの戻り高値を切り下げる流れも上抜けており、中長期のトレンド転換期待を支える材料とみられている。

もっとも、短期的には過熱感も強い。日足RSIは82.93まで上昇し、買われ過ぎの水準に入った。2024年11月以降で最も高い水準に達したことから、市場では短期調整の可能性を意識する声も出ている。

ただ、上昇局面のビットコインでは、RSIが70を上回る買われ過ぎ状態が長く続くケースも珍しくない。このため、足元の数値だけで上昇基調の崩れを判断するのは早計だとの見方もある。

PrimeXBTのチーフ市場アナリスト、ジョナサン・ランディン氏も、今回の動きが2022年末と似ていると指摘した。同氏によれば、当時は日足RSIが週足1本分の期間で40から90へ急騰しており、今回も同様の変化が確認できるという。

ランディン氏は、この水準の極端な値動きは通常、新たな局面入りを意味すると説明した。そのうえで、これだけで弱気相場の終了を断定することはできないが、サイクルが次の段階に移行する可能性を示していると付け加えた。

中長期の補助指標にも変化が出ている。ビットコインの2カ月ストキャスティクスRSIでは、これまで弱気相場終了のシグナルとして注目されてきたトレンドラインのクロスが実際に確認された。

この指標は直近の値動きの影響を受けやすく、2本のトレンドラインのクロスは強気転換の手掛かりと解釈される。ただ、今回の数値は4.81にとどまり、過去のクロス局面で見られた0近辺のマクロ的な安値水準までは低下していない点が相違点として残る。

足元の反発局面では、強弱のシグナルが併存している。週足RSIと2カ月ストキャスティクスRSIは下落トレンド終了の可能性を示す一方、日足RSIは短期的な過熱を示している。

今後の焦点は、この反発が新たな上昇局面の起点になるのか、それとも過熱後の調整につながるのかに移っている。

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