米ネバダ州で、Tesla、Uber、Waymoによる商用ロボタクシーの運行計画が前進した。州当局はクラーク郡での3件の商用運行許可を全会一致で承認し、今後12カ月でラスベガスを含む同郡に最大8000台のロボタクシーを投入できるようになった。中国ではGeelyが500Wh/kg級の全固体電池で実車検証を進めており、次世代EVを巡る競争も一段と激しさを増している。
許可台数はTeslaが最大5000台で最も多い。Waymoは今後1年間に自動運転車1000台、Uberもロボタクシー1000台をそれぞれ運行できる。
Waymoは、自動運転の中核となる車載コンピューティングシステムの自社設計を進め、技術の内製化を加速している。ロボタクシーサービスの展開拡大と並行して、ハードウェア開発力と実運用規模の両面を強化する構えだ。自社開発チップは1000TOPS級の演算性能を確保しつつ、NVIDIAやAMDとの協業も継続する方針としている。
Teslaは、自動運転、ロボット、スポーツカーなど次世代技術の開発を並行して進めている。FSD v15では大幅な性能向上を予告しており、既存車向けのHW3からHW4への移行や、次世代Roadsterの発売遅延も引き続き注目材料となっている。
Tesla車のユーザー動向にも関心が集まっている。Model 3を5年間保有したオーナーが、買い替えるならロングレンジAWDではなくRWDを選ぶと明らかにし、話題となった。海外メディアに寄稿したヤマザキ・ジュンイチは、購入検討者や納車直後のユーザーに向け、実使用に基づく選択基準を整理している。
Teslaは電動トラック「Semi」の欧州展開も正式に打ち出した。来月ドイツ・ハノーバーで開かれるIAAトランスポーテーションで、欧州向けSemiの仕様と発売計画を公表する予定だ。
欧州向けモデルの基本仕様は、現在ネバダ州で生産している米国モデルに準じる見通し。Teslaは2月に最終仕様を公開し、2つのトリムを提示していた。スタンダードレンジは325マイル(約523km)、ロングレンジは500マイル(約800km)。いずれも800kW級の3モーター駆動システムを採用し、出力は1072馬力としている。充電は最大1.2MW級のメガチャージャーに対応する。
これに合わせ、スウェーデンの電動・自動運転トラック企業EinrideがTesla Semiを500台導入し、北米の貨物輸送事業を拡大する計画も明らかになった。公表済みのTesla Semi関連契約としては最大規模となる。
韓国のモビリティ市場でも、車両の製品競争力に加え、自動運転を支えるAIやデータの競争が強まっている。Genesisは大型SUV「GV90」でプレミアムEV市場を狙い、Kakao MobilityとSocarはそれぞれ自動運転モデルの高度化とデータの商用化を進めている。
中国EVメーカーの攻勢は、販売拡大にとどまらず中核技術の競争にも広がっている。各社が海外市場への輸出を急拡大し、米国や日本の完成車メーカーに圧力をかける中、Geelyは500Wh/kg級の全固体電池を使った実車検証に着手した。2027年のパイロット適用に向け、次世代EV技術の先行を狙う。
EVを長く使い、維持費を抑えるうえでは、電池管理と充電方法の理解が重要になっている。過酷な走行環境は電池劣化を早める可能性があり、運転習慣への配慮が欠かせない。家庭での充電では追加の電気料金や充電ロスをどう抑えるかも課題になる。
英国の折りたたみ電動自転車メーカーFLITは、重量13.3kgの新モデルを投入した。従来モデルより軽量化しながら折りたたみ機構と実用性を維持し、競合のBromptonより安い価格を打ち出して市場開拓を狙う。