写真=Apple

Appleは25日(現地時間)、AI処理性能を強化した新型の「Mac mini」と「Mac Studio」を発表した。AIエージェント開発やローカル環境でのAIモデル実行需要を見込み、デスクトップMacに新チップを投入した。Mac Studioでは、複数台を連携させることで1兆パラメータ級のAIモデル実行にも対応するとしている。

米CNBCによると、今回の新製品ではデスクトップMacの製品群を更新し、AI用途を意識したチップ強化と関連アップグレードを施した。

Mac miniには「M6」と「M5 Pro」を用意した。M6はMacとして初めて採用するM6世代チップで、TSMCの2ナノプロセスで製造される。

従来のMac miniはM4、M4 Pro、M4 Maxを搭載していた。Appleによると、M5 Pro搭載のMac miniは従来のProモデル比で、大規模言語モデルのプロンプト処理性能が8.5倍に向上した。

Mac miniの価格は899ドルで、従来モデルから100ドル引き上げた。

Mac Studioは一部モデルに「M5 Max」、上位モデルに「M5 Ultra」を採用した。Appleは、M5 Max搭載モデルについて、従来製品と比べて大規模言語モデルの実行速度が約4倍になると説明している。

M5 Ultraは、現時点でAppleが提供する最上位チップという。複数のMac Studioを接続してメモリを共有し、単一システムのように動作させることで、1兆パラメータ級の最先端AIモデルを実行できるとしている。

M5 Max搭載のMac Studioは2499ドルからで、価格は据え置いた。M5 Ultra搭載モデルは5499ドルから。従来のMac StudioはM3 Ultraを搭載し、5299ドルからだった。

Appleは、iPhoneとMac向けチップにAI処理向けのNeural Engineを搭載し、メモリ帯域の制約を抑えるメモリアーキテクチャを採用していると説明した。

開発者は新チップを活用することで、Mac上で大規模AIモデルをローカル実行し、微調整も行えるという。新型Mac miniとMac Studioは25日に予約受け付けを開始し、9月22日に出荷する。

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