LSは8月14日、2026年4〜6月期連結決算を発表した。売上高は11兆236億ウォン(約1兆2126億円)、営業利益は5956億ウォン(約655億円)で、前年同期比ではそれぞれ40%増、153%増だった。四半期ベースで過去最高を更新した。
2026年上期(1〜6月)の営業利益は1兆717億ウォン(約1179億円)となり、前年通期の1兆526億ウォンを上回った。上期売上高も20兆5280億ウォン(約2兆2581億円)と、前年同期比39%増だった。
業績拡大の背景には、世界のビッグテック各社によるAIデータセンター投資の拡大と、北米・欧州で進む老朽電力網の更新需要がある。LSは電気銅の生産から送電・変電・配電まで、電力インフラ関連事業を幅広く手掛けている。
上期末時点の受注残高は、LS Cable & SystemとLS ELECTRICの合計で約19兆5554億ウォン(約2兆1511億円)に達した。
主要子会社別にみると、LS Cable & Systemは超高圧海底ケーブルの供給拡大に加え、米国のAIデータセンター向けバスダクト受注が収益を押し上げた。LS ELECTRICは、AIデータセンター向け電力設備案件の受注拡大や超高圧変圧器の採算改善が寄与し、堅調に推移した。
LS MnMは、電気銅プレミアムの上昇と貴金属・硫酸製品の価格上昇を背景に、営業利益が前年同期比427%増となった。LS I&Dは、北米子会社Essex Solutionsで変圧器向け特殊巻線の需要が急増し、営業利益は93%増だった。
一方で、大規模投資に伴って負債比率は小幅に上昇したが、会社側は財務の安定性は維持されていると説明した。4〜6月期時点のNet Debt/EBITDAは3.9倍、インタレスト・カバレッジ・レシオは4.9倍だった。
LS関係者は、「電力スーパーサイクルを追い風に、主力事業と新規事業の双方で国内外の再投資を進め、持続的な成長基盤を強化する」とコメントした。その上で、「安定的なリスク管理と堅実な経営を通じ、市場変動に対応できる財務健全性も確保していく」とした。