RippleとXRPのイメージ写真=Shutterstock

Ripple関連アドレスから新規ウォレットへ5000万XRPが送金され、そのうち100万XRPがBinance関連ウォレットへ移された。市場では、Ripple内部の資金再配置との見方が出ている一方、短期的な売り圧力を占う動きとしても注目が集まっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが13日付で報じたところによると、オンチェーンデータ上で「Ripple(50)」と表示されるアドレスは同日、raRV…yNRfに5000万XRPを送金した。時価は約5050万ドル。このアドレスは7日、「Ripple(1)」ウォレットから1億5000万XRPを受け取った後、しばらく外部への送金を行っていなかったという。

動きが出始めたのは10日だ。Ripple(50)アドレスは同日、未確認の3アドレスに合計74万5000XRPを分散して送金した。

続いて11日には別の未確認アドレスrP4X…Kxv3へ400万XRP超を移し、12日にはrP7j…8JvEへ3万6000XRPを送金した。今回の5000万XRPの送金は、1億5000万XRP受領後に確認された取引の中で最大規模となる。

現在、Ripple(50)アドレスには1億5800万XRPが残っている。直近で受け取った1億5000万XRPに加え、従来からの保有分があったためだ。

一方、送金先のraRV…yNRfは表面上は未確認アドレスだが、オンチェーン上の資金フローからRippleとの関連が指摘されている。raRV…yNRfはrP4X…Kxv3を起点に有効化されたとみられ、このrP4X…Kxv3は2023年10月にRipple(50)が有効化した履歴があるという。

こうした資金のつながりから、市場ではRippleが最終送金先へ移す前段階として、関連アドレス間でXRPを再配置している可能性が取り沙汰されている。実際、raRV…yNRfは受け取った5000万XRPのうち、現時点で追加送金したのは100万XRPにとどまっている。

この100万XRPは13日、Binance関連ウォレットへ送られた。残る4900万XRPは引き続き当該アドレスにとどまっている。

市場の関心は、この100万XRPの移動が実際の売却につながるかどうかに向かっている。ただ、オンチェーンデータで確認できるのは取引所関連ウォレットへの送金までで、実際に売却されたかどうかまでは断定できない。

価格面でも軟調な地合いが続く。XRPは1ドル台で推移しており、直近では2024年以降で最も低い終値を付けた。チャート上では下降ウェッジの中で推移し、上値抵抗線を前に売り圧力が繰り返し意識されているという。

短期的な重要レンジは1.00〜1.015ドルとされる。この水準を維持できればもみ合いが続く可能性がある一方、下抜けた場合は追加下落のリスクが高まるとの見方だ。

一方、1.022ドルを上回れば初動の反発シグナルとなる可能性がある。その後は1.05〜1.07ドルのレジスタンスが次の焦点となり、反発が強まれば1.1796ドルも視野に入るとしている。

デリバティブ指標も引き続き警戒感を示している。未決済建玉は9億8648万ドルまで増加し、ロング・ショート比率は3.095、資金調達率は0.0087となった。ロング比率の高さを示す内容で、支持線を割り込んだ場合には清算リスクが高まる可能性がある。

テクニカル面でも慎重な見方は変わっていない。XRPは20日、50日、100日、200日の各指数移動平均線(EMA)を下回って推移している。日次RSIは36.2まで低下し、売られ過ぎの水準に近づいているものの、売り圧力の一巡を確認できる段階ではないとの見方も示された。残る4900万XRPの次の移動先は、短期的な市場心理に無視できない影響を与える可能性がある。

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