Microsoftは、個人向けCopilotアプリとMicrosoft 365 Copilotアプリを統合し、一部AI機能の提供を終了する。米TechCrunchが13日(現地時間)に報じた。個人向けと業務向けの利用シーンが重なりつつあることを踏まえ、Copilotの製品構成を簡素化する狙いとみられる。
統合の対象は、一般消費者向けのCopilotアプリと、業務用途を主眼とするMicrosoft 365 Copilotアプリだ。アプリを分けた現行の構成は分かりにくさを招いており、ChatGPT、Claude、Geminiと競合するうえでも不利だった可能性がある。
一般ユーザーは18日までに、グループチャット、Copilotのポッドキャスト生成機能、Copilot Labsの実験機能、Deep Research機能を利用できなくなる。有料版の業務利用者は、少なくともDeep Researchの代替としてResearcherを利用できる。
Microsoftはあわせて、Copilotのアニメーションキャラクター「Miko」の提供も終了する。移行の過程では一部機能が一時的に利用できなくなる可能性があり、別のCopilotアプリで作成したファイルはOneDriveに移管される。
今回の見直しは、AIアプリ市場で進む機能統合の潮流を映す動きでもある。AnthropicはClaudeのCoWorkをチャット機能に統合し、OpenAIはエージェント機能のOperatorをChatGPTに組み込んだ。GoogleもGeminiアプリで、Deep Researchとウェブブラウジング機能をあわせて提供している。
Microsoft社内でも、Copilotの方向性を見直す必要性が指摘されていた。7月の社内メモでは、Copilotを統括するジェイコブ・アンドリュー上級副社長が、このアプリは顧客の日常の中で存在意義を示さなければならず、そのためには機能していない点を整理すべきだとの考えを示していた。